PMS 鍼灸 福岡市城南区|生理前のイライラ・だるさ・むくみに鍼で何ができるか

監修:院長 河野太朗(柔道整復師)|鍼に関する記述は在籍のはり師・きゅう師(国家資格)の監修協力

はり師が鍼を用いる様子|PMSと鍼灸を説明する福岡市城南区 長丘はりきゅう整骨院
生理前の不調に
PMSと鍼灸
PMSで鍼灸を考えている福岡市城南区の方へ、まず結論から

PMS(月経前症候群)は、生理の前に心や体の不調が出る状態で、17の研究をまとめた分析では女性の約48%にあると推計されています。2018年のコクランレビューでは、鍼の組は形だけの鍼の組より、気分の症状も体の症状も軽くなっていました。ただし、試験は5つ・277名と少なく、確かさは「低い」とされています。

このページでは、PMSについて研究で分かっていること・分かっていないこと、先に婦人科で相談したほうがよい場合、当院での進め方をお伝えします。

⚠️ 先に確認:この状態なら、鍼灸院より先に医療機関へ

PMSとは、どんな状態ですか?

生理の3〜10日ほど前からイライラ・落ち込み・だるさ・むくみ・胸の張り・頭痛などが出て、生理が始まると軽くなる状態です。

17の研究をまとめた2014年の分析では、PMSがある女性の割合は約48%と推計されています。ただし、国や調べ方によって12%から98%まで差がありました(Direkvand-Moghadam A ら, J Clin Diagn Res. 2014)。

気分の症状がとくに重いものは、PMDD(月経前不快気分障害)と呼ばれます。44の研究・50659名をまとめた2024年の分析では、診断が確定した人の割合は3.2%でした(Reilly TJ ら, J Affect Disord. 2024)。PMDDが疑われる場合は、まず婦人科や心療内科で相談してください。

PMSに鍼は効きますか?

形だけの鍼より症状が軽くなったという試験はあります。ただし、試験の数も人数も少なく、確かさは低いとされています。

📚 研究で分かっていること

2018年のコクランレビューは、鍼とツボ押しの試験5つ(277名)をまとめています。67名の試験では、鍼の組は形だけの鍼の組より、気分の症状も体の症状も軽くなり、生活の質も少し上がっていました。

一方で、症状が軽くなった人の割合では、はっきりした差は出ませんでした。鍼と薬などの治療を比べた試験はなく、確かさは「低い〜とても低い」とされています(Armour M ら, Cochrane Database Syst Rev. 2018)。

比べたもの研究で分かっていること
鍼と形だけの鍼気分・体の症状とも鍼のほうが軽い(1試験・67名)
症状が軽くなった人の割合はっきりした差は出なかった(2試験・100名)
鍼と薬などの治療比べた試験がない

当院では、生理痛・更年期・産後など、女性の不調ごとに鍼灸のページをまとめています。

当院では、PMSの方にどう鍼灸を使いますか?

まず医療機関で先に相談すべき状態ではないかを確かめます。そのうえで、生理の周期と症状の出方を一緒に確認しながら、鍼灸を使うかどうかを決めます。

初回に、症状が出る時期・続く日数・飲んでいる薬(低用量ピルなど)を確かめます。婦人科で治療を受けている方は、その治療を続けたまま、主治医に相談のうえで鍼灸を足す形をおすすめします。

鍼を刺すのは、はり師・きゅう師の資格をもつ担当者です。鍼が苦手な方は、お灸や手技だけにもできます。

通院の目安:長く続く症状は3〜6か月・週1〜2回が当院での目安です(状態により変わります)。PMSは生理の周期で変わるため、2〜3周期ほど様子を見ながら進めます。初診は60〜90分、2回目以降は30〜60分です。

鍼にはどんなリスクがありますか?

多いのは鍼を刺した所の小さな出血やあざです。ドイツで229,230名(約23万名)を調べた研究では、何らかの副作用を伝えた人が8.6%、出血やあざが6.1%でした。

同じ研究では、治療が必要になった副作用は2.2%でした(Witt CM ら, Forsch Komplementmed. 2009)。血をさらさらにする薬を飲んでいる方、妊娠の可能性がある方は、初回にお知らせください。

料金と、問い合わせ先は?

料金は料金ページに載せています。鍼灸施術の内容は鍼灸院のページでもご覧いただけます。

その生理前の不調に鍼灸が合うかを、
確かめるところから

症状が出る時期と、いつから続いているかを、お電話かLINEでお知らせください。来院してよい状態か、婦人科が先かをお返しします。

福岡市城南区樋井川2-1-62 マークス城南1F|西鉄バス「長尾公園前」徒歩1分|駐車場4台
月火木金土日祝 9:00〜12:30 / 15:00〜20:00(水曜定休)

出典・参考文献
  1. Armour M, Ee CC, Hao J, et al. "Acupuncture and acupressure for premenstrual syndrome." Cochrane Database Syst Rev, 2018;8:CD005290.(5試験・277名。鍼は偽鍼より気分症状・身体症状を軽減し生活の質を改善(1試験・67名、低い確実性)。反応率は変量効果モデルで明確な差なし。他の治療との比較試験なし)|PMID: 30105749|https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/30105749/
  2. Direkvand-Moghadam A, Sayehmiri K, Delpisheh A, Kaikhavandi S. "Epidemiology of Premenstrual Syndrome (PMS)-A Systematic Review and Meta-Analysis Study." J Clin Diagn Res, 2014;8(2):106-109.(17研究。PMSの有病率47.8%、最低12%(フランス)〜最高98%)|PMID: 24701496|https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/24701496/
  3. Reilly TJ, Patel S, Unachukwu IC, et al. "The prevalence of premenstrual dysphoric disorder: Systematic review and meta-analysis." J Affect Disord, 2024;349:534-540.(44研究・50659名。PMDDの有病率は確定診断で3.2%、暫定診断で7.7%)|PMID: 38199397|https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/38199397/
  4. Witt CM, Pach D, Brinkhaus B, et al. "Safety of acupuncture: results of a prospective observational study with 229,230 patients and introduction of a medical information and consent form." Forsch Komplementmed, 2009;16(2):91-97.(副作用の報告8.6%、治療を要したもの2.2%、出血・血腫6.1%)|PMID: 19420954|https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/19420954/

※これらは施術効果を保証するものではありません。効果には個人差があります。

最終更新日:2026年10月19日

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