マタニティ鍼灸 福岡市城南区|妊娠中の腰痛・むくみに

おなかを下にする体勢はとりません。横向き、または腰かけたまま施術します。クッションで支えるので、体の前側に負担はかかりません。そして産科の先生の許可を得てからお越しいただきます。長丘はりきゅう整骨院(福岡市城南区)では、許可がない状態で施術を行いません。
この時期は、使える薬が限られます。「痛いけれど飲めない」——その状況で選択肢を探している方が大勢いらっしゃいます。ただし鍼が薬の代わりになるとは申し上げません。研究でも、妊娠中の骨盤の痛みに鍼が役立つ可能性は示されている一方、「単一の研究にとどまり、まとめて評価できていない」とされています。この現状をお伝えしたうえで、受けるかどうかを決めていただきます。
| 保険の適用 | × 自費施術です この時期の不調は、保険の対象6疾患に含まれていません。料金と通う回数の見通しは初回にお伝えします。 |
| 通院回数の目安 | 2週に1回程度から。体調に合わせて決めます この時期は日によって体調が変わります。決まった回数を先に押しつけることはしません。無理のない間隔で組み立てます。 |
| 受診の目安 | 張りが強い・出血・破水・おさまらない痛み・赤ちゃんの動きの変化 → ただちに中止して産科へ 施術中でも同じです。毎回、始める前にその日の体調をうかがい、気になる点があれば見送ります。 |
| 統計データ | コクランのレビューは、単一の研究からの証拠として鍼が妊娠関連の骨盤痛を改善することを示唆する一方、結果をまとめて評価できていないとも述べています(Liddle SD, Pennick V. Cochrane Database Syst Rev 2015;9:CD001139) なお同じ時期の運動については、腰痛・骨盤帯痛の予防と治療に有効との報告があります(Davenport MH et al., 2019)。 |
- 張りが強い、または回数が増えてきた
- 出血が見られる
- 水っぽいものが出た
- 痛みがおさまらない
- 赤ちゃんの動きが普段と違う、感じにくい
- 担当の先生から安静を指示されている
施術中でも同じです。少しでも気になることがあれば、その場でお伝えください。
鍼とお灸の施術は、国家資格をもつ鍼灸師(はり師・きゅう師)が担当します。妊娠の経過管理と処方は産科(医科)の領域です。当院がその判断に立ち入ることはありません。担当の先生の方針が最優先です。
「何週か」「産科の許可が出ているか」をお伝えいただけると話が早いです
こんなお悩みはありませんか?
- おなかが大きくなるにつれて、腰の痛みが強くなってきた
- 寝返りを打つたびに目が覚めて、まとまって眠れない
- 立ち上がるとき、恥骨のあたりに響いてつらい
- 夕方には足がパンパンにむくむ
- 夜中にこむら返りで起きてしまう
- 薬が飲めないので、我慢するしかないと思っている
- 整体に行きたいが、妊娠中に受けていいのか分からない
- うつ伏せになるのが怖くて、どこにも行けていない
まず何週か、産科の許可が出ているかだけ教えてください。できることをお伝えします。
LINEで相談する(無料)うつ伏せにはなりません——体勢のこと
これがいちばん多いご質問なので、先にお答えします。おなかを下にする体勢はとりません。横向きに寝ていただくか、座った姿勢で行います。クッションで体を支えるので、おなかが圧迫されることもありません。
体勢の準備やクッションのご用意があるため、事前にご連絡いただけると助かります。「何週です」と伝えていただければ、その時期に合わせた形を整えてお待ちします。
当院での進め方(初回から出産まで)
この時期は日によって体調が変わります。だから当院では、決まった手順を押しつけません。その日の体調をうかがってから、できる範囲を決めます。鍼とお灸は国家資格をもつはり師・きゅう師が担当します。




当院が選ばれている6つの理由


医師・専門家・メディアからの評価



医師の川浪憲一先生(クリニック院長)から「患者さんの根本原因を丁寧に探り、適切なアプローチで改善へ導く本物の技術。医師として自信を持って推薦できます」との推薦をいただいています(推薦の全文はこちら)。


なぜ、妊娠中に腰が痛くなるのか
理由が2つ重なります。ひとつは、おなかが大きくなって重心が前へ移ること。体は倒れないよう腰を反らせて釣り合いを取ろうとします。もうひとつは、出産に向けて関節のつなぎ目がゆるむこと。ゆるんだ骨盤を支えるため、まわりの筋肉が働き続けることになります。
この2つが重なるため、腰とお尻の筋肉はずっと踏ん張っている状態になります。休む時間がありません。寝返りを打つときに痛むのは、その踏ん張りが一瞬途切れて、支えきれない瞬間があるからです。
そして週数が進むほど条件は厳しくなります。体重は増え、重心はさらに前へ移り、動ける範囲は狭くなる。「先月まで平気だったのに」という変化は、この時期には当たり前に起こります。ご自身の体力や体の使い方の問題ではありません。
だから当院は、「支えている筋肉の負担を減らす」ことに絞ります。関節のゆるみそのものは、この時期に必要な変化なので戻しません。戻すべきものでもありません。
薬が飲めない時期の選択肢として
この時期は使える薬が限られます。「痛いけれど飲めない」——その状況で手段を探し、当院にたどり着く方が少なくありません。ただし正直に申し上げると、鍼が薬の代わりになるとは言えません。
研究の状況は、下の「科学的根拠」に書いたとおりです。可能性は示されているが、確立した段階ではない。これが正確なところです。だから当院は「薬を飲まずに済みます」という言い方をしません。
そして痛みが強い場合は、まず産科の先生にご相談ください。この時期でも使える薬はありますし、それを判断できるのは担当の先生です。「我慢するのが当たり前」と思い込んで、相談せずにいる方がいらっしゃいます。当院に来る前に、その選択肢を確かめてほしいと思っています。
むくみ・こむら返り・冷えについて
腰痛と並んで多いのが、この3つです。夕方の足のむくみ、夜中のこむら返り、手足の冷え。いずれも妊娠中に増える訴えで、体の変化に伴って起こります。当院ではふくらはぎから足首の巡りを助け、冷えている場所を温めます。
- むくみ:大きくなった子宮が下半身からの血流を圧迫することが背景にあります。横向きで休む、足を心臓より高くする——この2つが基本です。
- こむら返り:夜中に足がつって目が覚める方が多くいらっしゃいます。冷えと巡りが関わることが多く、寝る前にふくらはぎを温めておくと違います。
- 冷え:足先が冷たいまま眠ると、こむら返りも起きやすくなります。靴下を1枚足す、足首を温める。小さいことですが、効きます。
ただし、むくみが急に強くなった場合は別です。顔や手まで急にむくむ、体重が急に増える、頭痛を伴う——このような場合は、施術より先に産科へご連絡ください。妊娠中に注意すべき状態が隠れていることがあります。
マタニティ鍼灸に健康保険は使える?
この時期の不調への鍼灸は、自費でのご案内になります。健康保険が使えるのは医師の同意書がある6つの疾患に限られ、腰痛やむくみはその中に含まれていないためです。産科での妊婦健診については、そちらの制度が適用されます。
料金は初回にお伝えし、通う回数の見通しもあわせてご説明します。この時期は出費が重なりますし、いつまで続くか分からない支払いは負担になります。頻繁に通っていただくことを前提にしていません。詳しくは料金ページをご覧ください。
妊娠中の痛みに鍼は効く?——限界もそのまま出します
コクランのレビューには、鍼が妊娠関連の骨盤の痛みを改善することを示唆する内容があります。ただしそれは単一の研究からの証拠であり、複数の研究をまとめて評価できていないとも書かれています。この状態を「効きます」と言い換えることはしません。
妊娠中の痛みについて。Liddle SDとPennick Vが2015年に Cochrane Database of Systematic Reviews へ発表したレビュー(CD001139)では、妊娠中の腰痛・骨盤痛に対するさまざまな手段が検討されています。鍼については、単一の研究からの証拠として妊娠関連の骨盤痛を改善することが示唆されるとされています。
ただし限界があります。同じレビューは、研究どうしの内容にばらつきが大きく、多くの場合に結果をまとめて評価できなかったと述べています。そのため、複数の研究をまたいで導ける結論の強さには限りがあります。「鍼が効くと証明されている」という段階ではありません。
運動については、より確かな報告があります。Davenport MHらが2019年に British Journal of Sports Medicine 誌へ発表したシステマティックレビューとメタ解析では、妊娠中の運動が腰痛・骨盤帯痛の予防と治療に有効だと報告されています。当院が施術と並行して家での過ごし方をお伝えするのは、こうした背景もあってのことです。
当院の立場。鍼は魔法ではありません。この時期にできることは限られています。そのなかで当院がお手伝いできるのは、支えている筋肉の負担を減らし、少しでも眠れる夜を増やすことです。その範囲を越えた説明はしません。
どのくらいの間隔で通えばいいですか?
2週に1回程度から始めて、体調に合わせて決めます。この時期は日によって調子が変わるので、決まった回数を先に押しつけることはしません。つらい時期だけ間隔を詰め、落ち着いたら空ける。そういう組み立て方をします。
確かめる指標は、「夜に何回目が覚めるか」「寝返りが打てるか」「夕方まで立っていられるか」といった生活の場面です。この時期は「痛みが消えた」を目標にできないことが多いので、暮らしやすさで測ります。
そして体調が悪い日は、来ないでください。無理をして来ていただく必要はまったくありません。当日のキャンセルもご遠慮なくご連絡ください。
妊娠中の方でお越しになる場合、共通しているのが「行ける場所がなかった」という状況です。整体やマッサージに断られた、うつ伏せになると聞いて諦めた、妊婦でも受けられるか電話で聞くのが気まずかった——そういう経緯を話される方が多くいらっしゃいます。
もうひとつ多いのが、我慢の度合いです。かなり痛くなってから初めて来られる方がほとんどで、「もっと早く来ればよかった」とおっしゃいます。この時期は「妊娠中だから仕方ない」と受け止めてしまいがちですが、全部が仕方ないわけではありません。減らせる部分はあります。
※統計データではなく、当院での臨床上の実感としてご紹介しています。
よくある質問(FAQ)
妊娠中だから仕方ない。
その全部が仕方ないわけではありません
福岡市城南区・南区・早良区から多数ご来院。産科の許可を確認してからお越しください。
福岡市城南区樋井川2-1-62 マークス城南1F|西鉄バス「長尾公園前」徒歩1分|駐車場4台
月火木金土日祝 9:00〜12:30 / 15:00〜20:00(水曜定休)
- Liddle SD, Pennick V. "Interventions for preventing and treating low-back and pelvic pain during pregnancy." Cochrane Database of Systematic Reviews, 2015;9:CD001139.(単一研究の証拠として鍼が妊娠関連骨盤痛を改善することを示唆/臨床的異質性のため多くの場合に統合できず、導ける結論の強さは限定的)|https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/26422811/
- Davenport MH, Marchand AA, Mottola MF, et al. "Exercise for the prevention and treatment of low back, pelvic girdle and lumbopelvic pain during pregnancy: a systematic review and meta-analysis." British Journal of Sports Medicine, 2019;53(2):90-98.|https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/30337344/
- Wu WH, Meijer OG, Uegaki K, et al. "Pregnancy-related pelvic girdle pain (PPP), I: Terminology, clinical presentation, and prevalence." European Spine Journal, 2004;13(7):575-589.|https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/15338362/
- 厚生労働省「はり師、きゅう師及びあん摩・マッサージ・指圧師の施術に係る療養費」(保険給付の対象となる6つの疾病と、医師の同意書の取扱い。妊娠中の腰痛は対象に含まれない)|https://www.mhlw.go.jp/bunya/iryouhoken/iryouhoken13/01-02.html

施術歴14年以上|鍼灸は在籍の鍼灸師(はり師・きゅう師)が担当|妊娠の経過管理と処方は産科(医科)の領域です|院長の経歴・想いはこちら ›
最終更新日:2026年8月29日