腱鞘炎・ばね指 鍼 福岡市城南区|指の付け根の痛みと引っかかりに

手首の腱鞘炎への鍼は、14件の比較試験をまとめた解析で、ステロイド注射との差が認められませんでした。長丘はりきゅう整骨院(福岡市城南区)は、注射を迷っている段階の選択肢として鍼をご案内しています。
ただし、どの段階かで話が変わります。指が引っかかって朝は自分の手で伸ばさないと戻らない——そこまで進んでいる場合、鍼だけで解消するのは難しいのが正直なところです。当院が力を発揮しやすいのは、違和感が出始めた早い段階です。まず今どこにいるのかを確かめるところから始めます。
| 保険の適用 | × 鍼灸は自費です 腱鞘炎・ばね指は鍼灸の保険対象6疾患に入っていません。ただし手をひねった・突いたなど、いつ痛めたかがはっきりしているケガは整骨院の健康保険が使える場合があります。 |
| 通院回数の目安 | 慢性は約3ヶ月(週1〜2回)が目安 手は使う量が減らないと戻りやすい部位です。施術と並行して、使い方の工夫が必要になります。状態により変わります。 |
| 受診の目安 | 手が赤く腫れて熱をもつ・発熱を伴う・指が固まって全く動かない・複数の関節が同時に腫れる → 医療機関へ 感染やリウマチなど、別の病気が隠れていることがあります。血液検査や画像で確かめられるのは医療機関だけです。 |
| 統計データ | 14件の比較試験・計851名を統合した解析で、手首の腱鞘炎への鍼はステロイド注射と痛み・有効性のいずれにも差が認められませんでした(Qin Y et al., Postgrad Med J 2024;100(1188):709-720) 「注射より優れている」ではなく「差がなかった」です。ただし著者自身が研究の質に限界があると明記しており、その点も下で説明します。 |
- 手が赤く腫れて、触ると熱をもっている
- 発熱があり、痛みが強くなっていく
- 左右の手で、複数の関節が同時に腫れている
- 朝のこわばりが1時間以上続く
- 指が固まって、まったく動かせない
- 切り傷や刺し傷のあとから腫れてきた
1つでも当てはまる場合は、施術より先に医療機関へご相談ください。
鍼とお灸の施術は、国家資格をもつ鍼灸師(はり師・きゅう師)が担当します。院長・河野太朗(柔道整復師)の手技とあわせ、それぞれの国家資格者が連携して組み立てます。注射・装具・手術の適応判断は整形外科(医科)の領域です。
引っかかりが出ているかどうかだけでも、教えていただければ判断できます
こんなお悩みはありませんか?
- 抱っこするたび、親指側の手首に痛みが走る
- ペットボトルのふたを開けるのがつらい
- 朝、指が曲がったまま伸びず、反対の手で伸ばしている
- 指を伸ばすとき、途中でカクンと引っかかる
- 「安静に」と言われたが、抱っこも家事も休めない
- 注射をすすめられたが、繰り返すと聞いて迷っている
- 湿布とサポーターを続けているが、変わらない
- この先どうなるのか、説明を受けないまま様子を見ている
3つ以上当てはまる方は、いまどの段階にいるのかを確かめるところからご説明します。
LINEで症状を相談する(無料)なぜ、休めないまま長引くのか
手の症状への助言は、たいてい「使わないでください」で終わります。ところが、痛めている方の多くは抱っこ・授乳・家事・仕事という、休めないことが理由で痛めているのです。休めない人に休めと言っても、そこで話が止まってしまいます。
そしてもうひとつ。この症状は「使いすぎ」だけでは説明がつきません。産後や更年期の女性に多いことが知られていて、女性ホルモンの変化が関わっていると考えられています。同じ量の家事をしていても、時期によって出たり出なかったりするのはこのためです。「自分の使い方が悪かった」と責める必要はありません。
もうひとつ見落とされやすいのが、手より上の場所です。指や手首を動かす筋肉の本体は、実は前腕にあります。手首から先には、そこから伸びた腱が通っているだけです。前腕が固まっていれば、腱は常に引っ張られた状態で通り道をこすり続けます。手首だけを湿布で冷やしても変わらないのは、原因が上流にあるからです。
だから当院がまず行うのは、段階の見極めです。違和感の段階か、引っかかりが出ている段階か、ロックする段階か。段階によって、鍼でできることの範囲がはっきり変わります。進んでいる場合は、その旨を正直にお伝えします。
なぜ当院の鍼で改善が期待できるのか——見立てから、通う間隔を広げるまで
当院が狙うのは手首や指そのものより、前腕から肩までの負担の流れです。腱を引っ張っている本体をゆるめ、通り道でこすれる力を減らす。あわせて、休めない生活の中で負担を減らす方法を一緒に決めます。鍼とお灸は国家資格をもつはり師・きゅう師が担当します。




当院が選ばれている6つの理由





医師・専門家・メディアからの評価



医師の川浪憲一先生(クリニック院長)から「患者さんの根本原因を丁寧に探り、適切なアプローチで改善へ導く本物の技術。医師として自信を持って推薦できます」との推薦をいただいています(推薦の全文はこちら)。


今どの段階かで、できることが変わります
この症状は段階によって、鍼でできることの範囲がはっきり変わります。だから当院は、施術の前に必ず段階を確かめます。進んでいる場合に「鍼で治せます」とは申し上げません。その代わり、早い段階なら手が打てることもはっきりお伝えします。
「まだ第1段階だと思っていたら、実は第2段階だった」ということはよくあります。引っかかりは、自分では気づきにくいからです。初回に一緒に確かめましょう。
注射をせずに鍼で様子を見てもいい?
選択肢のひとつになります。14件の比較試験をまとめた2024年の解析では、手首の腱鞘炎に対する鍼とステロイド注射のあいだに、痛みでも有効性でも差が認められませんでした。ただし「鍼のほうが優れていた」ではなく「差がなかった」です。ここは正確にお伝えします。
注射を受けるかどうかは、主治医と決めていただく事柄です。当院から「注射は不要です」と申し上げることはありません。ただ、注射をためらう理由をお持ちの方——授乳中である、繰り返すと聞いた、痛そうで踏み切れない——そういう方には、鍼という選択肢があることをお伝えしています。
また、注射と鍼はどちらか一方を選ばなければならないものでもありません。注射を受けたうえで、前腕の緊張と使い方の問題を当院で扱う、という組み合わせも可能です。実際、そのように通われている方がいらっしゃいます。
産後・更年期に増えるのはなぜ?
抱っこの姿勢が手首に負担をかけることに加え、体内のホルモン環境の変化も背景にあると考えられています。授乳期や更年期に増えることが知られており、使いすぎだけでは説明がつきません。「自分の抱き方が悪かった」と責める必要はありません。
この事実は、対策の立て方を変えます。もし原因が使いすぎだけなら「使わない」で解決します。ところが体の側の事情も絡んでいるなら、使う量を減らしつつ、体の巡りや冷えにも手を打つほうが理にかなっています。当院がお灸を組み合わせるのは、このためです。
そして現実的な話として、産後に「手を使わない」は不可能です。だから当院では、抱っこの手の位置から見直します。手首を反らせて指で支える持ち方が続くと、負担は一点に集まります。前腕全体で抱える形へ変えるだけで、かかる力は変わります。お子様とご一緒であれば、その場で持ち方を確かめながらお伝えできます。産後の体全体の変化については産後骨盤矯正のページもご覧ください。
腱鞘炎の鍼に健康保険は使える?
鍼灸については自費でのご案内になります。健康保険が使えるのは医師の同意書がある6つの疾患(神経痛・リウマチ・頸腕症候群・五十肩・腰痛症・頸椎捻挫後遺症)に限られ、腱鞘炎・ばね指はこの中に含まれていないためです。
- 整骨院の健康保険が使える場合:手を突いた、ひねったなど、いつ痛めたかがはっきりしているケガ。この場合は鍼灸とは別の扱いになります。
- 自費になる場合:抱っこや家事、仕事の動作で徐々に出てきた症状。
「腱鞘炎でも保険で鍼灸が使えます」という案内は制度上ありません。ただし、首から腕にかけてのしびれを伴う場合は、頸腕症候群として別の扱いになることがあります。手のしびれが主役になっている方は、手根管症候群のページもあわせてご覧ください。
腱鞘炎に鍼は効く?——限界もそのまま出します
この分野には比較的新しい解析があります。結果は「注射と差がなかった」「外用の鎮痛薬よりは良かった」というものです。ただし著者自身が、組み入れた研究の量と質に限界があると明記しています。良いところだけを切り取らずにお伝えします。
この症状に絞った解析。Qin Yらが2024年に Postgraduate Medical Journal 誌へ発表したシステマティックレビューとメタ解析では、手首の腱鞘炎(ドケルバン病)に対する鍼について14件のランダム化比較試験・計851名を統合しています。結果は、外用の鎮痛薬と比べて有効性が高く、痛みのスコアも下がったというものでした。
注射との比較。一方、ステロイド注射と比較した場合には、痛みの軽減でも有効性でも有意な差は認められませんでした。これは「鍼のほうが優れている」という意味ではなく、「差がなかった」という意味です。注射を避けたい理由がある方にとって、選択肢になり得るということです。
限界も明記されています。著者らは結論のなかで、組み入れた研究の量と質に限界があり、この結果はさらなる検証が必要だと述べています。数字が出ているからといって、確定した話ではありません。当院が段階を見極めてから施術を組み立てるのは、こうした現状も踏まえてのことです。
何回くらい通えば変化を感じますか?
使いすぎで徐々に出てきた症状は慢性として扱い、約3ヶ月・週1〜2回を目安にお伝えしています。ただし手の症状には特有の難しさがあります。使う量が減らないかぎり、施術のたびに元へ戻されるということです。だから回数より、使い方を変えられるかどうかが結果を左右します。
確かめる指標は「ペットボトルのふたが開けられるか」「朝に自分で伸ばさずに指が動くか」といった具体的な動作です。できたかどうかで分かるので、変化がはっきりします。数回受けても手ごたえがまったく出ない場合は、段階が進んでいる可能性をお伝えし、整形外科での相談をおすすめします。通い続けていただくことが目的ではありません。
手の症状で来られる方には、はっきりした共通点があります。「安静にと言われたが、休めるわけがない」——この一言をほぼ全員がおっしゃいます。抱っこ、授乳、仕事、家事。休める人はそもそも痛める前に休んでいます。だから当院では、休むことを前提にした話をしません。
もうひとつ多いのが、痛みの場所の思い込みです。「手首が痛い」と来られた方の前腕を触ると、たいてい相当固まっています。ご本人は前腕を意識したことがなく、押されて初めて「ここも痛いんですね」と驚かれます。手首から先だけを見ていても変わらないのは、このためです。
※統計データではなく、当院での臨床上の実感としてご紹介しています。
鍼を受けるまでに自分でできることは?
3つあります。①抱っこの手の位置を変える ②指の力で持たない ③痛む動作をひとつだけやめる。「使わない」は無理なので、使いながら減らすことに絞ります。
- 手首を反らせない抱き方:指と手首で支えるのではなく、前腕全体で抱える。ひじを体につけて、腕全体で受け止める形にすると、手首にかかる力が大きく減ります。
- 持ち手を太くする:フライパン、包丁、掃除機。細い持ち手を強く握るほど、指の腱に力がかかります。タオルやグリップを巻いて太くするだけで違います。
- ひとつだけやめる:全部やめるのは無理でも、いちばん痛む動作をひとつだけ他の人に代わってもらう。それだけでも、回復に向かう余地が生まれます。
手首と指の症状全体の整理は腱鞘炎の総合ページとばね指のページにまとめています。しびれを伴う方は手根管症候群、肘の外側が痛む方はテニス肘が該当することがあります。
よくある質問(FAQ)
抱っこも家事も休めない。
その前提で考えます
福岡市城南区・南区・早良区から多数ご来院。お子様とご一緒にお越しいただけます。
福岡市城南区樋井川2-1-62 マークス城南1F|西鉄バス「長尾公園前」徒歩1分|駐車場4台
月火木金土日祝 9:00〜12:30 / 15:00〜20:00(水曜定休)
- Qin Y, Luo D, Qiu H, et al. "A systematic review and meta-analysis of acupuncture for De Quervain's tenosynovitis treatment." Postgraduate Medical Journal, 2024;100(1188):709-720.(14件のRCT・計851名/鍼は外用鎮痛薬より有効・ステロイド注射とは痛み/有効性ともに有意差なし/組み入れ研究の量と質に限界があると著者が明記)|https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/38932434/
- Makkouk AH, Oetgen ME, Swigart CR, Dodds SD. "Trigger finger: etiology, evaluation, and treatment." Current Reviews in Musculoskeletal Medicine, 2008;1(2):92-96.(ばね指の病態・好発・装具の成績)|https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/19468879/
- Regent-Smith AJ, Childers EJ, Dzwierzynski WW, Morgan AL. "Incidence and Treatment Efficacy of Trigger Finger in the Breast Cancer Population on Aromatase Inhibitors." Hand (N Y), 2023;18(2):250-253.(女性ホルモンとの関連)|https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34078170/
- 厚生労働省「はり師、きゅう師及びあん摩・マッサージ・指圧師の施術に係る療養費」(保険給付の対象となる6つの疾病と、医師の同意書の取扱い。腱鞘炎・ばね指は対象に含まれない)|https://www.mhlw.go.jp/bunya/iryouhoken/iryouhoken13/01-02.html

施術歴14年以上|鍼灸に関する記述は在籍の鍼灸師(はり師・きゅう師)の監修協力|注射・装具・手術の適応判断は整形外科(医科)の領域です|院長の経歴・想いはこちら ›
最終更新日:2026年8月27日