産後ケア

産後 腰痛 整骨院 福岡市城南区|抱っこの肩こり・手首の痛みもケア

🍼 産後のママさん、こんな毎日ではありませんか?

1つでも当てはまるなら、それは「気合いが足りない」のではなく、体の仕組みから見て当然のサインです。妊娠に関連する骨盤まわりの痛み(骨盤帯痛)は妊婦の約20%にみられ(Wu WHら, European Spine Journal, 2004)、妊娠中に腰痛・骨盤の痛みがあった女性のうち約20%は出産から3年たっても痛みが残っていたと報告されています(Norén Lら, European Spine Journal, 2002)。つまり産後の腰痛は「そのうち勝手に消える」とは限らない症状です。理由ははっきりしています。骨盤がまだ不安定な時期に、5〜8kgの赤ちゃんを毎日何時間も抱っこし、授乳・添い寝・沐浴と前かがみの姿勢を繰り返す——体にとってこれは、休みなしの筋力トレーニングを不利な姿勢で続けているのと同じだからです。腰だけでなく、肩こりや手首の腱鞘炎まで「セット」で起こりやすいのもこのためです。ただし、発熱・悪露の異常・強い恥骨の痛みを伴う場合は、体の使い方の問題ではなく産婦人科で診てもらうべきサインです(本文①で解説)。この記事では、産後2ヶ月〜1年のママに向けて、腰痛・肩こり・手首の痛みの原因と、授乳や添い寝の合間にできるセルフケア、整骨院でできることを、柔道整復師の立場から解説します。当院はキッズスペース完備・ベビーカーOK・女性スタッフ在籍で、福岡県の「子育て応援の店」にも登録している赤ちゃん連れ歓迎の整骨院です。

当院は、柔道整復師(国家資格)の院長・河野太朗と、国家資格をもつ鍼灸師(はり師・きゅう師)が在籍。整骨の手技と鍼灸を、それぞれの国家資格者が連携して組み立てる複合アプローチで対応します。産後の体は「出産というダメージからの回復期」と「育児という負荷の開始」が同時に来る特別な時期。だからこそ、我慢ではなく早めのケアが大切です。

✅ 院長 河野太朗|柔道整復師(国家資格・施術歴14年)
✅ 施術歴14年・年間1万人実績
✅ キッズスペース完備・福岡県「子育て応援の店」登録店
✅ Google★4.9(205件)

① 産後の腰痛はいつまで続く?(先に産婦人科へ行くべきサインも)

多くの方は、産後の体の回復と生活リズムの安定にともなって、数ヶ月のあいだに少しずつ楽になっていきます。ただし全員が自然に軽快するわけではありません。妊娠中に腰痛・骨盤の痛みがあった女性を3年間追跡した調査では、約20%に痛みが残っていました(Norén Lら, 2002)。分かれ目は「回復期の骨盤・筋肉に、毎日の育児負担がどれだけ集中し続けるか」。負担のかかる姿勢を修正し、支える筋肉を取り戻せれば痛みは軽くなる方向に向かいますが、かばう姿勢のまま抱っこ時間だけが増えると、腰→肩→手首と痛む場所が広がりやすくなります。

その前に:整骨院より先に産婦人科へ行くべきサイン

産後の腰や骨盤まわりの痛みの中には、筋肉・骨格の問題ではなく、子宮や産道の回復に関わる問題が隠れていることがあります。次のサインがある場合は、整骨院ではなくまず産婦人科を受診してください。

⚠️ 上記に当てはまる場合は、施術を受ける前に産婦人科での確認を最優先してください。当院でも、来院時の聞き取りで該当が疑われる方には、施術より先に産婦人科の受診をご案内しています。

一方、「抱っこや授乳のあとに重くなる」「特定の動作でズキッとする」「休むと少し楽になる」という痛みは、筋肉・骨格由来である可能性が高く、整骨院での対応領域です。

② 抱っこで肩と手首が痛いのはどうして?

産後の痛みは腰だけではありません。当院に来られる産後のママさんの多くが、腰痛と一緒に肩こり・手首の痛みを訴えられます。これには明確な理由があります。

肩こり:5〜8kgを「腕で持ち続ける」姿勢の宿命

生後3〜6ヶ月の赤ちゃんは5〜8kg前後。この重さを落とさないよう肩をすくめ、腕を体の前で固定して何時間も持ち続けるため、肩の僧帽筋・肩甲挙筋は緊張しっぱなしになり、血流が低下してこり・重だるさ・頭痛へとつながります。授乳中は赤ちゃんの顔をのぞき込む前かがみ姿勢が長く続き、首の負担も上乗せされます。肩こりの仕組みとケアは肩こりのコラムでも詳しく解説しています。

手首の痛み:産後に多い腱鞘炎(ドケルバン病)

抱き上げるとき手首の親指側がピリッと痛む——これは腱鞘炎(ドケルバン病)の典型的なサインです。赤ちゃんの頭を支えようと手首を反らせ、親指を大きく開いた形で持ち上げる動作を1日に何十回も繰り返すため、親指を動かす腱と腱の通り道(腱鞘)がこすれ続けて炎症を起こします。産後はホルモンバランスの変化も重なり、腱鞘炎を起こしやすい時期と考えられています。放置すると痛みで力が入らず抱き上げ自体が怖くなるため、早めの対処が肝心です。詳しくは腱鞘炎のコラムをご覧ください。

🔑 腰・肩・手首は「別々の症状」ではなく1本の鎖

骨盤が不安定で体幹で支えられない分を腕力で補い、腕の負担が手首に集中する——産後の腰痛・肩こり・腱鞘炎は、同じ原因(不安定な土台+抱っこの反復)から枝分かれした症状です。だから当院では、痛い場所だけでなく、土台の骨盤から順に整えることを重視しています。

③ 産後の腰痛は骨盤の歪みと関係ある?

関係するケースが多くあります。ポイントは「リラキシン」というホルモン。妊娠中はこの影響で骨盤まわりの靭帯がゆるみ、赤ちゃんが産道を通れるように骨盤が開きやすい状態になります。このゆるみは出産後すぐには戻らず、しばらく骨盤が不安定な時期が続きます。その状態で、片側の腰で赤ちゃんを支える「腰抱っこ」や足を組んでの授乳・横座りなど非対称な姿勢を繰り返すと、骨盤まわりの筋肉の一部にだけ負担が集中し、腰痛・骨盤帯痛(骨盤やお尻まわりの痛み)につながります。妊娠中に引き伸ばされた腹筋群・骨盤底筋群の筋力が戻りきっていないことも、腰を支える力の低下として痛みに関わります。

産後の骨盤帯痛に対しては、骨盤まわりを支える筋肉の安定化エクササイズを中心としたプログラムで、痛みと機能が改善したとする質の高い研究報告があります(Stuge Bら, Spine, 2004)。「骨盤を整えること」と「支える筋肉を取り戻すこと」の両輪が大切だということです。骨盤が歪む仕組みや産後骨盤矯正そのものの詳しい解説は、産後骨盤矯正のコラムにまとめています。

④ 授乳・添い寝の合間にできるセルフケアは?

産後のママに「毎日30分のストレッチを」と言っても現実的ではありません。ここでは育児動作そのものを変える工夫と、すきま時間でできる1分ケアに絞ってご紹介します。痛みが強いときは無理に行わず、先にご相談ください。

抱っこ・抱き上げの工夫(腰・手首を守る)

授乳姿勢の工夫(肩・首を守る)

添い寝・夜間授乳のあとの1分ケア

💡 2〜3週間続けても変化がなければ「評価」のサイン

セルフケアで変化が出ない場合、骨盤の不安定さや筋力低下など、セルフケアだけでは届きにくい原因が残っていることがあります。頑張りを増やすより、一度状態を評価して「あなたの場合はどこがボトルネックか」を特定するほうが近道です。

⑤ 産後いつから施術を受けられる?整骨院では何をする?

目安は、自然分娩なら産後6〜8週間(1ヶ月健診で問題がないことを確認後)、帝王切開なら産後3ヶ月ごろです。悪露が続いている時期や傷の痛みがある時期は、体の回復を優先してください。産後2ヶ月〜6ヶ月は骨盤まわりのケアを始めるのに適した時期とされますが、産後1年近くたってからのご相談でも対応できますので、「もう遅いかも」とあきらめる必要はありません。

長丘はりきゅう整骨院では、産後のママさんに対して次の流れで施術を組み立てます。

1
カウンセリング・産婦人科案内の要否確認
出産方法・産後の経過・授乳状況・痛む動作を丁寧に聞き取り、①で挙げた産婦人科優先のサインがないかを最初に確認します。
2
骨盤・姿勢・育児動作の評価
骨盤の状態、抱っこ・授乳姿勢のクセ、左右差、手首の負担のかかり方まで、育児動作とセットで評価し、痛みの「原因側」を特定します。
3
産後骨盤矯正(ボキボキしない矯正)
専用ベッドと手技による、体への負担が少ない矯正で骨盤まわりのバランスを整えます。「ボキボキされるのが怖い」という方も安心して受けていただけます。初回4,400円(税込)でご案内しています。
4
鍼灸・電気治療(在籍の国家資格の鍼灸師が鍼灸を担当)
腰・肩・前腕の深い筋肉のこわばりには鍼灸で、痛みの強い部位には電気治療でアプローチします。慢性の筋骨格系の痛みに対する鍼治療は、約2万人分の患者データを統合した解析で臨床的に意味のある痛みの軽減が報告されています(Vickers AJら, The Journal of Pain, 2018)。授乳中でも受けられる施術を選んで組み立てますので、ご不安な点はご相談ください。
5
再発予防(体幹を支える筋肉づくり・育児動作指導)
骨盤まわりを支える筋肉のエクササイズ(必要に応じてEMSによるインナーマッスルへのアプローチも)と、抱っこ・授乳・添い寝の具体的な動作修正をお伝えし、「痛みに戻らない毎日」をサポートします。

⑥ 赤ちゃん連れで通える?

はい、赤ちゃん連れ大歓迎です。「行きたいけれど預け先がない」が、産後のママが体のケアをあきらめる一番の理由だと私たちは考えています。だからこそ当院は、赤ちゃんと一緒に来られる環境づくりを整えてきました。

ぐずってしまっても大丈夫です。産後のママさんが多く通われている院ですので、まわりを気にせずお越しください。

⑦ 産後の腰痛・肩こりは保険が使える?

整骨院(接骨院)で健康保険が使えるのは、原因のはっきりした急性のケガ(捻挫・打撲・挫傷=肉離れなど)に限られます。産後の症状では次のように分かれます。

保険適用になり得るケース

保険適用外(自費施術)となるケース

「自分はどちらに当たるのか」は判断が難しいところですので、来院時の聞き取りの上で適用の可否と料金を先にご説明します。あいまいなまま施術に入ることはありませんので、ご安心ください。料金の詳細は料金ページをご覧ください。

⑧ 医療エビデンス

📚 妊娠・産後の骨盤帯痛はどれくらい多いか

Wu WHら(European Spine Journal, 2004)の系統的レビューでは、妊娠に関連する骨盤帯痛は妊婦の約20%にみられると報告されています。妊娠中の腰痛・骨盤帯痛は決してめずらしいものではなく、産後もケアの対象として続く症状です(PMID: 15338362)。

📚 産後の腰痛・骨盤の痛みは自然に消えるとは限らない

Norén Lら(European Spine Journal, 2002)の3年間の追跡調査では、妊娠中に腰痛・骨盤の痛みがあった女性の約20%(全妊婦の約5%)が、出産から3年後も痛みを抱えていたと報告されています。「産後だからそのうち治まる」と放置せず、早めに対処する根拠となる知見です(PMID: 12107796)。

📚 産後の骨盤帯痛への安定化エクササイズ

Stuge Bら(Spine, 2004)のランダム化比較試験では、産後の骨盤帯痛に対して、骨盤まわりを支える筋肉の特異的安定化エクササイズを中心とした20週間のプログラムを行った群は、通常の理学療法群に比べて痛み・機能・生活の質が有意に改善したと報告されています(PMID: 15094530)。

📚 慢性の筋骨格系の痛みへの鍼治療

Vickers AJら(The Journal of Pain, 2018)による約2万人の患者データを統合した個別患者データメタ解析では、慢性の筋骨格系疼痛(腰背部痛・頸部痛を含む)に対する鍼治療は、偽鍼およびケアなしと比較して統計学的に有意かつ臨床的に意味のある痛みの軽減を示したと報告されています(PMID: 29198932)。

※これらは施術効果を保証するものではありません。効果には個人差があります。

⑨ よくある質問(FAQ)

産後の腰痛はいつまで続きますか?
多くの方は産後数ヶ月のあいだに少しずつ楽になっていきますが、全員が自然に軽快するわけではありません。妊娠中に腰痛・骨盤の痛みがあった女性の追跡調査では、約20%が3年後も痛みを抱えていたと報告されています(Norén L et al. European Spine Journal, 2002)。抱っこ・授乳・添い寝など育児の負担が毎日続くことが長引く一因のため、我慢せず早めに対処することをおすすめします。
抱っこで肩と手首が痛くなるのはなぜですか?
生後数ヶ月の赤ちゃんは5〜8kg前後あり、その重さを毎日何時間も、肩をすくめ手首を反らせた姿勢で支え続けるためです。肩は僧帽筋・肩甲挙筋が緊張し続けて肩こりに、手首は親指側の腱と腱鞘がこすれ続けて腱鞘炎(ドケルバン病)になりやすくなります。産後はホルモンバランスの変化も重なり、腱鞘炎を起こしやすい時期と考えられています。
産後の腰痛は骨盤の歪みと関係ありますか?
関係するケースがあります。妊娠中はリラキシンというホルモンの影響で骨盤まわりの靭帯がゆるみ、出産後もしばらく骨盤が不安定な状態が続きます。この時期に抱っこや授乳の負担が加わると、骨盤まわりの筋肉に過剰な負荷がかかり腰痛・骨盤帯痛につながります。骨盤帯痛には安定化エクササイズの有効性が報告されています(Stuge B et al. Spine, 2004)。
赤ちゃん連れで整骨院に通えますか?
はい、当院はキッズスペースを完備し、ベビーカーのままご来院いただけます。女性スタッフも在籍しており、福岡県の「子育て応援の店」にも登録している赤ちゃん連れ歓迎の整骨院です。お子様の様子を見守りながら施術を受けていただけますので、預け先がなくても安心してご相談ください。
産後いつから施術を受けられますか?
自然分娩の場合は産後6〜8週間(1ヶ月健診で問題がないことを確認後)、帝王切開の場合は産後3ヶ月ごろが目安です。悪露が続いている・傷の痛みがある時期は無理をせず、まず産婦人科の健診で経過を確認してからお越しください。初回に体の状態を丁寧に確認し、その日の体調に合わせて無理のない施術を行います。
産後の腰痛や腱鞘炎は整骨院で保険が使えますか?
健康保険が使えるのは、原因のはっきりした急性のケガ(捻挫・打撲・挫傷など)に限られます。「抱き上げた瞬間に腰を痛めた」などは対象になり得ますが、慢性的な腰の重さ・肩こり・骨盤矯正は保険適用外(自費施術)です。当院の産後骨盤矯正は初回4,400円(税込)でご案内しています。来院時にどちらに当たるか丁寧にご説明します。
産後の腰痛で産婦人科に相談すべきなのはどんなときですか?
発熱を伴う腰や下腹部の痛み、悪露の異常(急に増える・強いにおい・産後2ヶ月を過ぎても続く)、歩けないほど強い恥骨の痛み、排尿・排便の異常を伴う場合は、整骨院ではなくまず産婦人科を受診してください。当院でも該当が疑われる方には、施術より先に産婦人科の受診をご案内しています。
福岡市城南区で産後の腰痛・肩こりに対応する整骨院はありますか?
長丘はりきゅう整骨院(福岡市城南区樋井川2-1-62 マークス城南1F・西鉄バス「長尾公園前」徒歩1分)では、柔道整復師の院長と国家資格をもつ鍼灸師が、産後の腰痛・抱っこによる肩こり・手首の痛みに対応しています。キッズスペース完備・ベビーカーOK・女性スタッフ在籍。月火木金土日祝 9:00〜12:30 / 15:00〜20:00(水曜定休)。

あなたの「産後の腰痛・肩こり」を専門ページで詳しく

このコラムをお読みの方には、こちらの専門施術ページが特に役立ちます。鍼灸×整骨×城南区の当院ならではの根本改善を目指すアプローチをご案内します。

▶ 産後骨盤矯正 専門ページ 産後の腰痛・骨盤の歪み・体型変化に。キッズスペース完備で赤ちゃん連れOK → ▶ 肩こり・首こり専門ページ 抱っこ・授乳でガチガチになった肩と首に、深部からの複合アプローチ →

産後の痛み、「ママだから仕方ない」で我慢しないでください

キッズスペース完備・ベビーカーOK・女性スタッフ在籍。赤ちゃんと一緒にお越しください。福岡市城南区・南区・早良区から多数ご来院。月火木金土日祝 9:00〜12:30 / 15:00〜20:00(水曜定休)。

福岡市城南区樋井川2-1-62 マークス城南1F|西鉄バス「長尾公園前」徒歩1分|駐車場4台

出典・参考文献
  1. Wu WH, et al. "Pregnancy-related pelvic girdle pain (PPP), I: Terminology, clinical presentation, and prevalence." European Spine Journal, 2004; 13(7): 575–589. PMID: 15338362
  2. Norén L, et al. "Lumbar back and posterior pelvic pain during pregnancy: a 3-year follow-up." European Spine Journal, 2002; 11(3): 267–271. PMID: 12107796
  3. Stuge B, et al. "The efficacy of a treatment program focusing on specific stabilizing exercises for pelvic girdle pain after pregnancy: a randomized controlled trial." Spine, 2004; 29(4): 351–359. PMID: 15094530
  4. Vickers AJ, et al. "Acupuncture for Chronic Pain: Update of an Individual Patient Data Meta-Analysis." The Journal of Pain, 2018; 19(5): 455–474. PMID: 29198932

監修:院長 河野太朗(柔道整復師)/鍼灸施術:在籍の鍼灸師(はり師・きゅう師)が担当

最終更新日:2026年7月28日

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