股関節 鍼灸 福岡市城南区|痛みの原因が筋肉なら鍼が向く理由を鍼灸師が解説

脚の付け根の重さは、股関節を支える腸腰筋・小殿筋・深層外旋筋群といった深部の筋肉から来ていることがあります。これらは指の圧が届く層ではありません。福岡市城南区の長丘はりきゅう整骨院では、国家資格を持つはり師・きゅう師がその深部へ鍼を使って働きかけています。
整形外科や整骨院、もみほぐしで良くならなかった方にこそ読んでいただきたいページです。レントゲンでは「変形は軽い」と言われ、湿布と痛み止めで様子を見て、それでも歩き出しの重さが残る。ほぐしてもらった直後だけ軽く、翌日には元どおり——そういう経過をたどった方が、当院の鍼には多く来られます。慢性痛の患者17,922名分の個別データを統合した解析でも、鍼を受けた群のほうが偽の鍼よりも痛みの軽減が大きかったと報告されています(Vickers AJ et al. 2012)。
理由ははっきりしています。股関節を動かしている主役の筋肉は、体表から圧をかけて届く場所にいないからです。届いていない場所は、何度通っても変わりません。
| 保険の適用 | × 自費施術です 鍼灸で健康保険が使えるのは、医師の同意書がある6つの疾患(神経痛・リウマチ・頸腕症候群・五十肩・腰痛症・頸椎捻挫後遺症)に限られます。脚の付け根の痛みはこの枠に入らないため自費です。 |
| 通院回数の目安 | 慢性は3〜6ヶ月(週1〜2回)が目安 年月をかけて出てきた脚の付け根の痛みは慢性として扱います。状態により変わります(初回にご説明します)。 |
| 受診の目安 | 脚に体重をかけられない・突然の激痛・発熱を伴う・転倒などの外傷後 → 整形外科へ/夜間の痛みが強いときも先に受診を 骨折や関節の炎症が隠れていることがあり、画像で確かめられるのは医療機関だけです。 |
| 統計データ | 慢性痛の患者17,922名の個別データを統合した解析で、鍼を受けた群は偽鍼の群より痛みが小さかったと報告(Vickers AJ et al., Arch Intern Med 2012;172(19):1444-1453) その一方、関節の変形そのものへの鍼は6件の比較試験・計413名の検証で、偽鍼との差が100点満点の2.1点にとどまると報告されています(Manheimer E et al., Cochrane Database Syst Rev 2018;5:CD013010)。都合のいい数字だけを並べないため、両方を載せています。 |
- 痛むほうの脚で立てず、体重を乗せられない
- 心当たりのない激痛が突然起き、脚を動かせない
- 脚の付け根が腫れていて、熱もある
- 転んだ・ぶつけたあとから痛み出した
- 横になっても痛みが強く、眠れない夜が続く
- 脚の長さの左右差や、歩ける距離の短さが進んでいる
1つでも当てはまる場合は、施術より先に医療機関へご相談ください。
鍼とお灸の施術は、国家資格をもつ鍼灸師(はり師・きゅう師)が担当します。院長・河野太朗(柔道整復師)の手技とあわせ、それぞれの国家資格者が連携して組み立てる複合アプローチで対応します。
「自分の股関節に鍼が向くのか」という手前のご質問でも大丈夫です
- こんな股関節の痛みのお悩みはありませんか?
- なぜ、その股関節の痛みはほぐしても戻ってしまうのか?
- なぜ股関節の痛みは当院の鍼で改善が期待できるのか?——深さの見立てから、通う間隔を広げるまで
- 当院が選ばれている6つの理由
- 医師・専門家・メディアからの評価
- 股関節の奥へ、鍼はどこまで届く?
- 股関節の鍼灸は整骨院と病院どっちに行くべき?
- 股関節の痛みに鍼灸は効く?——不利な研究結果もそのまま出します
- 「変形性股関節症」と言われた方に、鍼はどう位置づける?
- お尻の奥のしびれは、股関節ではないかも?
- 股関節の鍼灸は何回くらい通えば変化を感じますか?
- 股関節の鍼灸に保険は使える?
- 股関節の痛みで鍼を受けるまでに自分でできることは?
- よくある質問(FAQ)
- 股関節まわりの他の症状ページ・セルフケア
こんな股関節の痛みのお悩みはありませんか?
- ほぐしてもらった直後だけ軽く、翌日にはもう元に戻っている
- 脚の付け根の奥のほうに、手では触れない重さが居座っている
- 整体に通い続けたが、しばらくすると同じ場所がまた張ってくる
- あぐらや開脚をすると、片側だけ途中で止まる感じがする
- お尻の外側を強く押しても、痛みの芯には当たらない気がする
- 鍼に興味はあるが、深く刺すと聞いて踏み出せずにいる
- 湿布と痛み止めを続けているが、動き出しの重さは変わらない
- 画像では大きな問題はないと言われたのに、歩くのがつらい
3つ以上心当たりがある方は、これまで受けてきた施術の圧が、実際に痛みを出している深さまで届いていない可能性があります。
LINEで症状を相談する(無料)なぜ、その股関節の痛みはほぐしても戻ってしまうのか?
股関節は、体の中でもっとも厚い筋肉と脂肪の下に埋まっている関節です。そこを動かしている主役の筋肉は、体表から指を押し当てても力が伝わりきらない層にいます。表面の張りだけがゆるんでも、力を発揮している場所そのものは変わらず硬いままなので、翌日には元の重さに戻ってしまいます。
脚を持ち上げるときに働く筋肉は、お腹の奥から骨盤の内側を通り、脚の付け根の骨へ着いています。お尻にも、外から触れる大きな筋肉の下に、もう一枚別の層があります。どちらも体表から数センチではなく、その先です。
マッサージ器やローラーの圧は、途中の脂肪と筋肉に吸収されて減っていきます。届かせようと圧を強めれば、手前の組織が痛むだけで、奥は防御して余計に硬くなります。
もうひとつ、股関節ならではの事情があります。この関節は痛みの出どころを自分で指させないことが多いのです。
膝や肘なら「ここが痛い」と一点を示せますが、脚の付け根は「このへんが重い」としか言えません。奥にある構造ほど、脳に届く信号があいまいになるためです。結果として、実際にこわばっているのは骨盤の内側なのに、触りやすい外側だけをほぐし続けることになります。
だから当院がまず行うのは、力を出している層を絞り込むことです。どの深さの、どの方向の筋肉が痛みを出しているのか——ここが決まらないうちは、道具を選ぶ段階に進みません。
なぜ股関節の痛みは当院の鍼で改善が期待できるのか?——深さの見立てから、通う間隔を広げるまで
股関節の痛みに対して当院が軸にしているのは、まず動かして痛みの出どころとなる筋肉を一つに絞り込み、そのうえで鍼を必要な深さまで届かせるという順番です。表面をなでるだけの手技とはここが違います。鍼とお灸は国家資格を持つはり師・きゅう師が担当し、骨盤の傾きを整える手技は院長(柔道整復師)が担当します。




当院が選ばれている6つの理由





医師・専門家・メディアからの評価



医師の川浪憲一先生(クリニック院長)から「患者さんの根本原因を丁寧に探り、適切なアプローチで改善へ導く本物の技術。医師として自信を持って推薦できます」との推薦をいただいています(推薦の全文はこちら)。


奥に残る股関節の痛みを本気で良くしたいなら
長丘はりきゅう整骨院へ
国家資格をもつはり師・きゅう師が、いま止まっている方向を確かめてからご提案します。相談だけでも歓迎です。
股関節の奥へ、鍼はどこまで届く?
刺す深さは、狙う筋肉によって一定ではありません。お尻表面の筋肉は皮下すぐの浅い層にありますが、殿部の奥や骨盤内側にかかる筋肉はそれよりずっと深い場所にあります。体格や脂肪の厚みで個人差も大きいため、あらかじめ深さの数字を決めるのではなく、実際に押した手ごたえと響きの出方を見ながら、その方に合う深さで刺鍼を止めています。
股関節を取り巻く筋肉は、体の表面から内部へ向けて幾重にも重なった構造をしています。ご相談の多い部位を、浅い順に整理すると次のようになります。
この整理を見ていただくと、鍼を選ぶ理由がはっきりします。上の2段は手技でも対応できますが、下の2段に手技以外の方法で直接届かせるのは難しいのが実情です。
優劣の問題ではなく、単純に届く深さが違います。当院が手技と鍼を併用しているのは、この届く範囲の差を補うためです。
深い層まで扱う以上、安全の確保は徹底しています。使用する鍼はすべて滅菌済みの使い捨てで、施術のたびに新しいものを開封します。
刺鍼前には骨の際や太い血管の走行を必ず指で確認し、体格に応じて長さを選定します。深く刺すほど効果が高まるという発想は取っていません。狙った筋肉に届いた時点で止めます。
股関節の鍼灸は整骨院と病院どっちに行くべき?
行く順番を決めるのは症状の重さではなく検査の有無です。股関節をまだ画像で確認していない段階なら、先に整形外科を受診してください。骨や軟骨の状態は画像でしか判断できません。そのうえで「骨に大きな異常はない」「変形はあるが手術の必要はまだない」と診断された痛みに対して、当院の鍼灸が役立ちます。
整形外科と当院は、担当する範囲そのものが異なります。
- 骨・軟骨・関節そのものの状態を確認してもらう:レントゲンやMRIといった画像検査ができるのは医療機関だけです。骨折や関節の炎症、腫瘍など見逃してはいけないものを除外する、最初の関門になります。
- 投薬・手術が必要な段階かどうかを判断してもらう:痛み止めの処方や手術の適応を決められるのは医師だけです。当院が薬の中止や手術の要否を判断・指示することはありません。
- 画像には映らない部分を鍼灸で扱う:筋肉のこわばりや可動域の制限、体重のかけ方の偏りは、レントゲンやMRIには写りません。この領域が当院の担当です。
整形外科への通院と当院の鍼灸を並行している方は珍しくありません。両方を受けても差し支えなく、主治医に鍼灸を受けていることを伝えていただいても問題ありません。
股関節の痛みに鍼灸は効く?——不利な研究結果もそのまま出します
研究結果を見ると、鍼の効果は「何を対象にするか」によって差がはっきり分かれます。関節の変形そのものを対象にした場合、鍼は偽鍼とほぼ変わらないという報告があります。一方で、通常の医療に鍼を上乗せした場合や、慢性痛全般を対象にした解析では、はっきりとした改善が報告されています。当院が股関節の鍼で狙う対象を筋肉のこわばりに限定しているのは、この差を踏まえてのことです。
まず、当院にとって不利な結果から。Manheimer Eらが2018年に Cochrane Database of Systematic Reviews へ発表したシステマティックレビュー(6件のランダム化比較試験・計413名、うち偽鍼と比較したのは2件・120名)は、変形性股関節症の痛みについて「偽鍼と比べて、ほとんど、あるいはまったく差がない」(中等度の確実性)と結論づけています。
差は100点満点で2.1点。機能についても同様でした。なお、この検証で鍼による重い有害事象の報告はなく、副作用は刺した場所の内出血や痛みなど軽微なものにとどまったとされています。
次に、上乗せを示した結果。Witt CMらが2006年に Arthritis & Rheumatism 誌へ発表した試験では、膝または股関節の変形性関節症による慢性痛の患者3,633名を対象に、357名が鍼を受ける群、355名が受けない対照群へ割りつけられました(残る2,921名は割りつけを希望しなかった方)。3か月で最大15回の鍼を、ふだんの医療に加えた群では、痛みと機能を表すWOMACという指標が17.6ポイント改善(対照群は0.9ポイント)し、明確な差がついています(P<0.001)。
慢性痛全体でも。2012年に Archives of Internal Medicine 誌に掲載されたVickers AJらの解析は、29件の試験の個別患者データ計17,922名分をまとめて統合したもので、鍼を受けた群のほうが偽鍼を受けた群より痛みが軽いという結果でした。ただし変形性関節症に限ると、偽鍼との差は0.16標準偏差にとどまっています。
| 研究名 | 対象人数 | 結果(限界含む) |
|---|---|---|
| Manheimer Eら システマティックレビュー(Cochrane Database Syst Rev 2018;5:CD013010) | ランダム化比較試験6件・計413名(うち偽鍼と比較したのは2件・120名) | 変形性股関節症の痛みについて「偽鍼と比べて、ほとんど、あるいはまったく差がない」(中等度の確実性)。差は100点満点で2.1点、機能も同様。重い有害事象の報告はなし。 |
| Witt CMら 比較試験(Arthritis & Rheumatism 2006) | 膝または股関節の変形性関節症による慢性痛の患者3,633名(鍼群357名・対照群355名) | 3か月で最大15回の鍼をふだんの医療に加えた群は、WOMAC指標が17.6ポイント改善(対照群は0.9ポイント)で明確な差(P<0.001)。 |
| Vickers AJら 個別患者データのメタ解析(Arch Intern Med 2012;172(19):1444-1453) | 29件の試験・17,922名を統合 | 鍼は偽鍼よりも痛みが小さい。限界:変形性関節症では偽鍼と比べて0.16標準偏差ぶんの差にとどまる。 |
3つの研究を並べると、鍼にできることとできないことの境界がはっきりします。すり減った軟骨や変形した骨の形そのものを、鍼が元に戻すことはありません。その点に過大な期待を持たせるのは不誠実だと考えています。
一方で、実際の診療に鍼を足すと改善が出るという報告も軽視できません。この差を生んでいる背景には、股関節の痛みの少なくない部分が「関節の形そのもの」ではなく「まわりの筋肉のこわばりや、かばうことで生まれる使い方のクセ」から出ているという当院の臨床上の実感があります。
当院が鍼灸を用いる目的はここに絞られます。手技では届かない層のこわばりをゆるめ、制限されている可動域を広げることです。うたう効果の範囲を欲張らないかわりに、その範囲では持っている手段を尽くします。
「変形性股関節症」と言われた方に、鍼はどう位置づける?
関節の形を変える手段としてではなく、まわりの筋肉を扱う手段として位置づけます。診断がついている方でも、痛みのすべてが変形から出ているとは限りません。動かさない期間が長いほど周囲の筋肉は縮み、限られた一点へ荷重が集まります。そこをゆるめて散らすことが、鍼にできる仕事です。
手術を勧められている方には、まず主治医とよくご相談いただくようお伝えしています。手術を回避できます、という説明を当院がすることはありません。
そのうえで、主治医の了解のもとで併用する形なら、股関節をかばって緊張した腰・殿部・太ももの筋肉のケアとして役割があります。先ほどのレビューでも、鍼による重い有害事象は報告されておらず、医科の治療と並行しやすい手段です。
進行の程度ごとの考え方、手術を勧められたときの受け止め方、術後の通院については変形性股関節症の専用ページで詳しく整理しています。診断名がついている方は、そちらもあわせてご覧ください。
お尻の奥のしびれは、股関節ではないかも?
脚の付け根そのものではなくお尻の奥が重だるく、太ももの裏側にしびれが広がっていく場合、疑うべきは股関節ではなく殿部の深い筋肉による神経の圧迫です。座っている時間が長いほど強まり、立って歩くとやや楽になるのが典型的なパターンで、この場合は鍼を当てる位置も確認する動作も変わってきます。
両者を見分けるポイントは、症状が強まる場面です。股関節そのものが原因の場合、脚を開いたりひねったりと関節を動かす瞬間に痛みが強まります。対して殿部の深い筋肉が絡む場合は、椅子に座って体重を預けている時間の長さによって症状が変化し、腰を前後に曲げてもほとんど変わらない点も見分けの手がかりになります。
しびれが主役になっている方は、梨状筋症候群の解説ページと坐骨神経痛のページにそれぞれ詳しくまとめています。どちらか分からない段階でも、初回にうかがえば切り分けてご説明します。なお、サッカーやランニングなど蹴る・切り返す動きで付け根が痛む場合は原因も復帰の進め方も別物で、グロインペイン症候群のページが該当します。
股関節の鍼灸は何回くらい通えば変化を感じますか?
長期間続いている股関節の痛みは慢性症状として扱い、3〜6ヶ月・週1〜2回を目安としてお伝えしています。この数字はあくまで出発点で、痛みを抱えてきた年数や日々の姿勢のクセによって実際には前後します。初回に経過を詳しくうかがい、通う間隔とあわせてご提案する形を取っています。数回受けても手ごたえが一切ない場合は、回数を重ねるのではなく、まず見立てそのものを見直します。
あらかじめ目安をお伝えしているのは、終わりの見えない通院にしないためです。初回の時点で「どの動作が変われば前進と言えるか」という基準を先に決めておきます。
歩き出しの重さなのか、靴下を履くときの姿勢なのか、横向きに寝たときのうずきなのか。具体的な指標を決めておけば、続けるべきか見直すべきかをご本人でも判断しやすくなります。
股関節の鍼のご相談で来られる方には、共通した経緯があります。ひとつは「整形外科では変形は軽いと言われた」という方。
もうひとつは「もみほぐしや整体に何年も通ってきた」という方です。この2つが重なっている方が多く、来院までに数年かかっているのが実情です。
初回に多いのは、「鍼は痛いのか」より先に「どこまで刺すのか」を尋ねられることです。深さの話は不安に直結します。
だからこそ当院では、刺す前に狙う筋肉の位置と、そこで止める理由をお伝えしてから始めます。響きが出た瞬間に「そこです」とおっしゃる方は少なくありません。
※統計データではなく、当院での臨床上の実感としてご紹介しています。
股関節の鍼灸に保険は使える?
鍼灸で健康保険が使えるのは、医師の同意書がある6つの疾患(神経痛・リウマチ・頸腕症候群・五十肩・腰痛症・頸椎捻挫後遺症)に限られます。脚の付け根の痛みはこの枠に含まれないため、当院では自費施術としてご案内しています。
- 保険の対象になり得る例:お尻から脚へ下りる痛みが神経痛として医師の同意を得られた場合、腰痛症、五十肩など。いずれも事前に同意書が必要です。
- 自費施術になる例:年月をかけて出てきた脚の付け根の重さ、関節の変形を指摘されている状態、姿勢や座り方の積み重ねによる硬さ。
なお、同じ疾患について医療機関で治療を受けている期間は、その疾患の鍼灸に保険を使えない決まりです。「股関節でも保険で通えます」といった案内は制度上ありません。
ご自身のケースが対象かどうかは、お電話・LINEで事前にお尋ねください。転倒やひねりで痛めた急性のケガについては、整骨院の健康保険が使える場合があります。この線引きは股関節痛の整骨院での対応をまとめたページで整理しています。
股関節の痛みで鍼を受けるまでに自分でできることは?
ポイントは3つです。①動かさない期間を作りすぎない ②体重をかけない姿勢から可動域を保つ ③翌日に張りが残るほどの強さは避ける。痛みを理由に股関節を動かさない日が続くと、脚の付け根まわりの筋肉が縮こまって固まり、鍼でゆるめても元に戻りやすくなります。来院前からこの3点を意識するだけでも、こわばりの進み方は変わってきます。
- 椅子に座ったまま動かす:座面に腰かけたまま、痛くない範囲で膝をゆっくり外へ開いて戻す。脚に自分の体重を乗せない姿勢なので、股関節がつらい時期でも取り入れやすい動きです。
- 寝たまま動かす:仰向けで膝を立て、左右にゆっくり倒す。奥の筋肉を強く伸ばそうとせず、動く幅だけ動かします。
- 強さの上限を決める:伸ばした直後に気持ちよく感じても、翌日にうずきが残るなら力を入れすぎです。無理に押し込むほど、体は防御反応でかえって硬くなってしまいます。
場面別のやり方と中止して相談すべき目安は股関節ストレッチの解説ページに、自分で刺激できるツボの位置と押してはいけない場面は股関節のツボの解説ページにまとめています。続けていても変化を感じない、あるいは動かすほど辛さが増す場合は、自分の力では届かない深さに原因が残っているサインと考え、早めにご相談ください。
よくある質問(FAQ)
狙った筋肉の層に届くと「ジーン」と重だるく広がる独特の感覚が出ることがあり、これを響きと呼びます。この響きを痛みと感じる方はそれほど多くなく、股関節まわりは特に響きが分かりやすい部位です。初回は鍼の本数も刺激の強さも控えめに設定し、体の反応を見ながら少しずつ調整していきます。
体格や脂肪の厚みは人によって差があるため、押した際の手ごたえと響きの出方を見ながら、その方に合った深さで刺鍼を止めるようにしています。あらかじめ刺す深さの数値を決めて施術することはありません。
股関節が痛んで移動に時間がかかりそうな場合は、あらかじめ一言お伝えいただければ、余裕を持ってお迎えする準備をします。受付時間は月火木金土日祝の9:00〜12:30/15:00〜20:00で、水曜日が定休日です。
何より違うのは届く深さで、手技のように体表から圧を加える方法だと、脚の付け根の奥や殿部の深層まで力が届ききりません。鍼はその届かない層まで直接アプローチできる手段です。
タイトなスカートや硬い素材のジーンズは、股関節を実際に動かして確認する場面で扱いにくくなります。お仕事帰りでそのままの服装になる場合でも問題ありませんので、ご安心ください。
その重さ、届いていない場所があるのかもしれません
福岡市城南区・南区・早良区から多数ご来院。鍼が初めての方にも、刺激量を弱めたところから始めます。
福岡市城南区樋井川2-1-62 マークス城南1F|西鉄バス「長尾公園前」徒歩1分|駐車場4台
月火木金土日祝 9:00〜12:30 / 15:00〜20:00(水曜定休)
- Manheimer E, Cheng K, Wieland LS, et al. "Acupuncture for hip osteoarthritis." Cochrane Database of Systematic Reviews, 2018;5:CD013010.(6件のRCT・計413名/偽鍼と比較した2件・120名では100点満点で2.1点差・重篤な有害事象の報告なし)|https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/29729027/
- Witt CM, Jena S, Brinkhaus B, et al. "Acupuncture in patients with osteoarthritis of the knee or hip: a randomized, controlled trial with an additional nonrandomized arm." Arthritis & Rheumatism, 2006;54(11):3485-3493.(計3,633名/鍼357名・対照355名・非ランダム化2,921名/3か月時のWOMAC改善17.6 vs 0.9・P<0.001)|https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/17075849/
- Vickers AJ, Cronin AM, Maschino AC, et al. "Acupuncture for chronic pain: individual patient data meta-analysis." Archives of Internal Medicine, 2012;172(19):1444-1453.(29件のRCT・17,922名/変形性関節症では偽鍼と比べ0.16 SDの差)|https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/22965186/
- 厚生労働省「はり師、きゅう師及びあん摩・マッサージ・指圧師の施術に係る療養費」(保険給付の対象となる疾病と医師の同意書の取扱い)|https://www.mhlw.go.jp/bunya/iryouhoken/iryouhoken13/01-02.html

施術歴14年以上|鍼灸に関する記述は在籍の鍼灸師(はり師・きゅう師)の監修協力|関節の変形の診断と手術適応の判断は整形外科(医科)の領域です|院長の経歴・想いはこちら ›
最終更新日:2026年9月7日