椎間板ヘルニア 鍼 福岡市城南区|手術を勧められた方へ・保険の条件も解説

飛び出した椎間板を、鍼が押し戻すことはできません。長丘はりきゅう整骨院(福岡市城南区)が扱えるのは、かばう姿勢が続いて緊張した周囲の筋肉です。診断名がついた方には、この線引きを最初にお伝えします。
それでも、まだ手が残っている理由があります。画像で指摘された飛び出しの大きさと、いま感じている痛みの強さは、必ずしも一致しません。痛みの一部が、神経をかばい続けている筋肉から出ているなら、そこは扱えます。どこまでが扱える部分なのか——それを初回に切り分けるところから始めます。手術の要否について、当院が意見を述べることはありません。
| 保険の適用 | ◯ 同意書があれば使える場合があります 鍼灸の保険対象6疾患のうち、腰痛症と神経痛が該当し得ます。ヘルニアと診断されていても、この診断名で書類をいただければ保険で受けられることがあります。同じ症状で医療機関の治療中は使えません。 |
| 通院回数の目安 | 慢性は約3ヶ月(週1〜2回)が目安 しびれは痛みより変化がゆっくりです。座れる時間・歩ける距離といった生活の場面で確かめていきます。状態により変わります。 |
| 受診の目安 | 足に力が入らない・つまずく・排尿や排便に異常がある・お尻まわりの感覚が鈍い → ただちに主治医へ 神経が強く圧迫されている合図で、早く手を打つほど結果が変わることがあります。この場合、施術は後回しです。 |
| 統計データ | 椎間板ヘルニアへの鍼を検証した30件の比較試験・計3,503名を統合したレビューでは、鍼は牽引や消炎鎮痛薬と比べて有効率が高かったと報告されています(Tang S et al., Acupunct Med 2018;36(2):62-70) ただし多くが中国で行われた試験で、質のばらつきが指摘されています。この点も含めて下で詳しく書いています。 |
- 足首やつま先に力が入らず、つまずくようになった
- 排尿・排便が出にくい、もれる
- お尻まわりの感覚が鈍く、座った感じがしない
- 両脚にしびれが広がってきた
- 安静にしていても痛みが強くなっていく
- 発熱を伴う、あるいは急に歩けなくなった
1つでも当てはまる場合は、施術より先に主治医または医療機関へご相談ください。
鍼とお灸の施術は、国家資格をもつ鍼灸師(はり師・きゅう師)が担当します。院長・河野太朗(柔道整復師)の手技とあわせ、それぞれの国家資格者が連携して組み立てます。画像の評価と手術適応の判断は整形外科(医科)の領域であり、当院がその判断に立ち入ることはありません。
MRIでどう説明されたか、そのまま送っていただいてかまいません
こんなお悩みはありませんか?
- MRIでヘルニアと言われたが、この先どうすればいいか分からない
- 「手術しかない」と言われたが、その一言で決めきれない
- 痛み止めとブロック注射で、様子を見ましょうと言われ続けている
- 長く座っていられず、車の運転や電車での移動がつらい
- 前かがみになると、お尻から脚へ電気が走るように痛む
- いつの間にか体が片側へ傾いて、まっすぐ立てなくなった
- 鍼に興味はあるが、ヘルニアでも受けていいのか分からない
- 「ヘルニアだから仕方ない」と言われ、諦めかけている
3つ以上当てはまる方は、いま扱える部分と、そうでない部分の切り分けからご説明します。
LINEで症状を相談する(無料)なぜ、画像の大きさと痛みの強さは一致しないのか
大きく飛び出しているのに症状が軽い方がいて、わずかな突出でもつらい方がいます。この差が生まれるのは、痛みを出しているものが「飛び出しの大きさ」だけではないからです。ここに、鍼が関われるすき間があります。
診断を受けた方の多くが、その日から「ヘルニア=痛みの原因」と受け取ります。それは半分当たっていて、半分そうではありません。実際には、痛む側をかばう姿勢が続くほど、腰と骨盤まわりの筋肉は縮み、動かせる範囲は狭くなります。狭くなった範囲で無理に動けば、神経の通り道はさらに窮屈になります。診断がついた後に起きているこの二次的な変化のほうが、日々の痛みには効いていることがあります。
もうひとつ知っておいていただきたいことがあります。飛び出した椎間板は、時間の経過とともに小さくなっていくことがあると、日本整形外科学会などが監修する診療ガイドラインでも整理されています。つまり、手術以外の道で経過を見る時間には意味があります。ただしこれは「放っておけばよい」という話ではありません。その期間に、かばう姿勢で体を悪くしないことが大切です。
だから当院がまず行うのは、切り分けです。神経の圧迫そのものから出ている症状なのか、その後のかばい方から出ている症状なのか。後者が混ざっているかどうかで、いま通う意味があるかが決まります。混ざっていないと判断すれば、その旨をお伝えします。
なぜ当院の鍼で改善が期待できるのか——見立てから、通う間隔を広げるまで
当院が扱うのは、椎間板そのものではなく、その周囲で起きている二次的な緊張です。診断名がついている方には、強くひねる・反らせるといった手技を使わない判断も含めて組み立てます。鍼とお灸は国家資格をもつはり師・きゅう師が担当します。




当院が選ばれている6つの理由





医師・専門家・メディアからの評価



医師の川浪憲一先生(クリニック院長)から「患者さんの根本原因を丁寧に探り、適切なアプローチで改善へ導く本物の技術。医師として自信を持って推薦できます」との推薦をいただいています(推薦の全文はこちら)。


鍼にできること・できないこと
はっきり分かれます。飛び出した椎間板の形を変えることはできません。一方、かばう姿勢で緊張した筋肉、狭くなった動かせる範囲、片側へ偏った体の使い方は変えられます。当院が担当するのは後者だけです。この線引きを越えた説明をすることはありません。
この4段のうち、上の1段はどんな施術を尽くしても動きません。「鍼でヘルニアが引っ込む」といった説明を当院がすることはありません。そのかわり、下の3段については持てる手段を出し切ります。
手術を勧められたら、どう考えればいい?
まず主治医とよくご相談ください。当院から「手術を避けられます」という説明をすることはありません。とくに足に力が入らない、排尿や排便に異常があるという症状があれば、迷わず主治医の指示に従ってください。この場合は時間との勝負になることがあります。
一方で、そうした症状がなく「経過を見ましょう」と言われている段階なら、考える時間があります。診療ガイドラインでも、飛び出した椎間板が時間とともに小さくなっていくことがあると整理されています。手術以外の道で様子を見る期間には、それなりの意味があるということです。
ただし、迷っている期間にも体は動き続けます。その間にかばう姿勢が定着して、腰や反対側の脚まで痛めてしまう方は少なくありません。決断を待つ時間を、体を悪くしない形で過ごすこと——これは当院がお手伝いできる範囲です。手術を受けると決めた方についても、術後に主治医の許可が出ていれば、かばい歩きで固まった部分のケアとして受けていただけます。
椎間板ヘルニアの鍼に健康保険は使える?
使える場合があります。鍼灸で保険が使えるのは医師の同意書がある6つの疾患に限られますが、そのうち腰痛症と神経痛が該当し得ます。ヘルニアと診断されている方でも、これらの診断名で書類をいただければ保険で受けられることがあります。
- 対象になり得る方:腰痛症または神経痛として同意書をいただける方。お尻から脚へ下りる症状は神経痛として扱われることがあります。
- 自費になる方:書類がない方、または同じ症状で医療機関の治療を継続している方。
ここが分かりにくいところですが、同じ症状について整形外科で治療を受けている期間は、その疾患の鍼灸に保険を使えません。病院に通いながら鍼灸も保険で、という形にはできない決まりです。書類の頼み方が分からないという声をよくいただくので、当院では手順もご説明しています。ヘルニア全体の整理は椎間板ヘルニアの総合ページをご覧ください。
整骨院と病院、どちらに行くべき?
診断を受けている方は、主治医との関係を切らないままお越しください。当院は、医療機関が担当しない部分を受け持ちます。まだ画像を撮っていない段階であれば、整形外科が先です。神経の圧迫の程度は、画像でしか確かめられません。
それぞれの担当は、こう分かれます。
- 圧迫の程度を評価してもらう:MRIは医療機関にしかありません。ここを飛ばして施術を始めることはできません。
- 手術の適応と時期を判断してもらう:いつ、どの方法で行うか。これを決めるのは医師です。当院が意見を述べることはありません。
- 画像に写らない部分を扱う:かばう姿勢による筋肉の緊張、動かせる範囲の狭さ、支える力の低下。ここが当院の担当範囲です。
整形外科に通いながら当院へ来られている方も多くいらっしゃいます。薬をやめる指示や、主治医の方針を変える提案をすることはありません。通院されていることを主治医にお伝えいただいてかまいません。
椎間板ヘルニアに鍼は効く?——不利な点もそのまま出します
この分野には、鍼を検証した大きなレビューがあります。結果は良好な方向を示していますが、含まれた試験の質にばらつきがあることも同時に指摘されています。数字だけを切り取らず、限界も含めてお伝えします。
ヘルニアに絞った検証。Tang Sらが2018年に Acupuncture in Medicine 誌へ発表したシステマティックレビューでは、30件のランダム化比較試験・計3,503名を統合し、鍼は腰椎牽引・イブプロフェン・ジクロフェナクナトリウム・メロキシカムと比べて有効率が高かったと報告されています。痛みの指標(VAS)でも、牽引およびジクロフェナクより良い結果でした。
ただし限界があります。含まれた試験の多くは中国で実施されたもので、研究の質にばらつきがあることが著者らによって指摘されています。また「有効率」という指標は、日本の診療で使われる評価とは性質が異なります。この数字をもって「鍼のほうが薬より優れている」と言い切るのは、慎重であるべきだと当院は考えています。
公的なガイドライン。Qaseem Aらが2017年に Annals of Internal Medicine 誌へ発表した米国内科学会の腰痛診療ガイドラインでは、慢性腰痛に対してまず薬を使わない治療を選ぶことが強く推奨され、その選択肢のひとつとして鍼が挙げられています。
当院の立場。これらを踏まえても、鍼が飛び出した椎間板を戻すわけではありません。当院が鍼を使う目的は一点に絞っています。手が入らない層のこわばりをゆるめ、動かせる範囲を広げること。効果をうたう範囲を広げないかわりに、その範囲の中では持てる手段を出し切ります。
何回くらい通えば変化を感じますか?
長く続いている症状は慢性として扱い、約3ヶ月・週1〜2回を目安にお伝えしています。ただし、しびれは痛みより変化がゆっくり出ます。「痛みは減ったがしびれは残っている」という段階を経ることが多いので、そこで焦らないようあらかじめお伝えしています。
判断の指標には、生活の場面を使います。座っていられる時間、続けて歩ける距離、車の運転ができる時間。これらは数えられるので、変化がはっきりします。30分で立ち上がっていたのが1時間座れるようになれば、確かな前進です。数回受けても手ごたえがまったく出ない場合は、症状の大部分が神経の圧迫そのものから出ている可能性をお伝えし、主治医への相談をおすすめします。通い続けていただくことが目的ではありません。
ヘルニアの診断を受けてお越しになる方には、共通した状況があります。「手術するほどではないが、放っておくには痛い」という中間の段階で、行き場を失っている方がとても多いのです。医療機関では手術の適応かどうかを判断するところまでを担当しますが、その間をどう過ごすかまでは、外来の短い時間では伝えきれません。
もうひとつ多いのが、痛む場所の移り変わりです。来院時には、ヘルニアのある側ではなく反対側の腰やお尻のほうがつらいとおっしゃる方がいます。かばう期間が長かったぶん、負担が別の場所へ回っているためです。この場合、画像のある側だけを見ていても変わりません。
※統計データではなく、当院での臨床上の実感としてご紹介しています。
鍼を受けるまでに自分でできることは?
3つあります。①前かがみで物を拾わない ②座り続ける時間を切る ③強く反らせるストレッチはしない。とくに①が大事です。前かがみの姿勢は、椎間板の後ろ側にかかる圧が高まる姿勢だからです。
- 物を拾うときは膝を曲げる:腰を丸めて手を伸ばすのではなく、膝を落として体ごと近づく。この一つの習慣で、1日にかかる負担が大きく変わります。
- 30分に一度立つ:座位は立位より椎間板への負担が大きくなります。立ち上がって数歩歩くだけで、圧が抜けます。
- 反らせる動きは自己判断でしない:反らせると楽になる方と、悪化する方がいます。どちらに当たるかは症状の出方で変わるので、確かめてからにしてください。
お尻から脚のしびれが主役の方は坐骨神経痛への鍼のページを、腰の重さが主役の方は腰痛への鍼のページもあわせてご覧ください。歩くと脚がしびれて休みたくなる方は、脊柱管狭窄症のページで見分け方を整理しています。
よくある質問(FAQ)
ヘルニアは戻せなくても、
かばい方は変えられます
福岡市城南区・南区・早良区から多数ご来院。主治医から言われた内容をそのままお持ちください。
福岡市城南区樋井川2-1-62 マークス城南1F|西鉄バス「長尾公園前」徒歩1分|駐車場4台
月火木金土日祝 9:00〜12:30 / 15:00〜20:00(水曜定休)
- Tang S, Mo Z, Zhang R. "Acupuncture for lumbar disc herniation: a systematic review and meta-analysis." Acupuncture in Medicine, 2018;36(2):62-70.(30件のRCT・計3,503名/鍼は腰椎牽引・イブプロフェン・ジクロフェナク・メロキシカムより有効率が高い/含まれた試験の質にばらつきがあることを著者が指摘)|https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/29496679/
- Qaseem A, Wilt TJ, McLean RM, Forciea MA. "Noninvasive Treatments for Acute, Subacute, and Chronic Low Back Pain: A Clinical Practice Guideline From the American College of Physicians." Annals of Internal Medicine, 2017;166(7):514-530.(慢性腰痛には薬を使わない治療を第一選択として強く推奨し、鍼をその選択肢に含む)|https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/28192789/
- 日本整形外科学会・日本脊椎脊髄病学会 監修「腰椎椎間板ヘルニア診療ガイドライン2021(改訂第3版)」南江堂(自然退縮・保存療法・手術適応の考え方)
- 厚生労働省「はり師、きゅう師及びあん摩・マッサージ・指圧師の施術に係る療養費」(保険給付の対象となる6つの疾病と、医師の同意書の取扱い。腰痛症・神経痛はこの対象に含まれる)|https://www.mhlw.go.jp/bunya/iryouhoken/iryouhoken13/01-02.html

施術歴14年以上|鍼灸に関する記述は在籍の鍼灸師(はり師・きゅう師)の監修協力|画像診断・手術適応の判断は整形外科(医科)の領域です|院長の経歴・想いはこちら ›
最終更新日:2026年8月27日