顎関節症 鍼 福岡市城南区|口が開かない・あごの音に

噛み合わせの調整も、マウスピースの作製も、歯科の領域です。長丘はりきゅう整骨院(福岡市城南区)が扱うのは、あごを動かしている筋肉のこわばりと、そこへつながる首肩の緊張だけです。
この線引きを先に書くのには理由があります。顎関節症は、原因が関節そのものにある場合と、筋肉の緊張による場合とで、行くべき場所が変わるからです。まだ歯科で診てもらっていない方は、そちらが先。そのうえで「筋肉のこわばりでしょう」と言われた方、装置を使っても開きにくさが残る方——そこが当院の出番です。
| 保険の適用 | × 自費施術です 顎関節症は鍼灸の保険対象6疾患に入っていません。ただし首から腕へ広がる症状を伴う場合は、頸腕症候群として別に扱えることがあります。あごと首肩の症状が重なっている方はご相談ください。 |
| 通院回数の目安 | 慢性は約3ヶ月(週1〜2回)が目安 確かめる指標は「指が縦に何本入るか」。数えられるので変化がはっきりします。状態により変わります。 |
| 受診の目安 | 急に口が開かなくなった・閉じられなくなった・あごが腫れている・発熱を伴う → 歯科口腔外科へ 関節の中で起きている問題や、感染が隠れていることがあります。関節の評価ができるのは医科・歯科だけです。 |
| 統計データ | 10件の比較試験をまとめたレビューでは、鍼は偽の鍼と比べて痛みと圧痛に即時的な効果が認められた一方、確立された施術のやり方はまだ無いと結論づけられています(Tardelli JDC et al., Heliyon 2024;10(13):e32075) 同じレビューには、マウスピースと併せて行った場合に結果が高まったという記載もあります。だから当院は歯科と併用する形をおすすめしています。 |
- 急に口が開かなくなった、または閉じられなくなった
- あごが腫れていて、熱をもっている
- 発熱があり、あごの痛みが強くなっていく
- ぶつけた・転んだあとから痛み出した
- 顔の感覚が鈍い、しびれる
- 耳の痛みや聞こえにくさを伴う
1つでも当てはまる場合は、施術より先に歯科口腔外科または医療機関へご相談ください。
鍼とお灸の施術は、国家資格をもつ鍼灸師(はり師・きゅう師)が担当します。院長・河野太朗(柔道整復師)の手技とあわせ、それぞれの国家資格者が連携して組み立てます。噛み合わせの調整・マウスピースの作製・関節内の評価は歯科および口腔外科の領域です。
まずどちらを受診すべきか、という手前のご質問でも大丈夫です
こんなお悩みはありませんか?
- 大きな口を開けると、あごの付け根が痛む
- ハンバーガーやおにぎりが食べにくくなった
- 開け閉めのたびにカクッと音が鳴る
- 朝起きたとき、あごや側頭部が疲れている
- マウスピースを作ったが、開きにくさは残っている
- 歯科では「筋肉の問題」と言われ、そこで話が終わった
- あごだけでなく、首や肩のこりもひどい
- 気づくと日中も歯を噛みしめている
3つ以上当てはまる方は、あごの筋肉と首肩の緊張がつながっている可能性があります。
LINEで症状を相談する(無料)なぜ、あごの症状は繰り返すのか
多くの場合、原因が「夜」ではなく「日中」にあるからです。歯ぎしり対策のマウスピースは夜の負担を減らしますが、起きているあいだの食いしばりには効きません。日中に噛みしめる時間が長いままだと、あごの筋肉は休む間もなく働き続けます。
本来、上下の歯は1日のうちほとんど接触していないのが普通です。食事と会話のときに触れるだけで、あとは離れています。ところが集中しているとき、スマホを見ているとき、緊張しているとき——知らないうちに軽く噛みしめている方がいます。強い力でなくても、長時間続けば筋肉は疲れ切ります。
もうひとつ、見落とされやすいつながりがあります。あごの筋肉は、首の筋肉と連動していることです。頭が前に出た姿勢が続くと、首の前側が引っ張られ、あごを引き上げる筋肉に負担がかかります。「あごだけを診ても変わらなかった」という方の多くは、この首側が手つかずのまま残っています。
だから当院がまず行うのは、切り分けです。関節そのものの問題なのか、筋肉のこわばりなのか。そして首肩がどれだけ関わっているのか。関節の問題が疑われる場合は、歯科・口腔外科での確認をおすすめします。
なぜ当院の鍼で改善が期待できるのか——見立てから、通う間隔を広げるまで
当院が扱うのはあごを動かす筋肉と、そこへつながる首肩です。歯科の領域には立ち入りません。そのかわり、あごから首までを一続きで診るのが当院のやり方です。鍼とお灸は国家資格をもつはり師・きゅう師が担当します。




当院が選ばれている6つの理由





医師・専門家・メディアからの評価



医師の川浪憲一先生(クリニック院長)から「患者さんの根本原因を丁寧に探り、適切なアプローチで改善へ導く本物の技術。医師として自信を持って推薦できます」との推薦をいただいています(推薦の全文はこちら)。


あごの症状は、歯科と整骨院のどちらが担当する?
順番があります。これまで歯科にかかったことがない方は、そちらが先です。噛み合わせ、歯ぎしり、関節の中の状態、マウスピースの作製——これらはすべて歯科の領域で、当院では扱えません。そのうえで「筋肉の緊張が原因でしょう」と言われた方が、当院の担当範囲に入ります。
並行して通っていただいて差し支えありません。装置をやめる指示を当院からすることはありません。むしろ研究では、鍼と装置を併せて行った群のほうが良い結果だったとされています。
あごのどこに鍼を打つのか
関節の中に刺すことはありません。狙うのは筋肉だけです。ほお、こめかみ、そして首の付け根から肩へ続く部分。この3か所が対象になります。顔にあたる部分では、鍼の太さも入れる深さも抑えたものを選びます。
「顔に鍼を刺すのが怖い」という声は本当に多くいただきます。当院では初回に必ず、どこへ何本使うのかを説明してから始めます。顔に使うのが不安な方には、首から下だけで組み立てることもできます。それでも変化が出る方は少なくありません。あごの筋肉と首の筋肉はつながっているからです。
安全の手順も決まっています。使う鍼はすべて滅菌済みの使い捨てで、1本ごとに新しいものを開けます。顔まわりは血管が浅い場所にあるため、内出血が出やすい部位です。可能性があることは先にお伝えします。出た場合も数日から1週間ほどで消えていきますが、人前に出る予定がある方は、その時期を避けて組み立てます。
日中の食いしばりに気づく方法
ここが繰り返しを断つ鍵です。上下の歯は、本来1日のうちほとんど接触していません。食事と会話のときだけ触れて、あとは離れているのが普通の状態です。ところが日中に噛みしめている方は、それが当たり前になっていて、自分では気づけません。
- 目印を貼る:パソコンの端、スマホの裏、冷蔵庫の扉に小さなシールを貼ります。目に入るたびに「いま歯が当たっていないか」を確認する。これがいちばん確実な方法です。
- 気づいたら、息を吐く:噛みしめていたら、口を閉じたまま歯を離し、ゆっくり息を吐く。力を抜くきっかけになります。
- いつ噛んでいるかを知る:仕事中か、運転中か、スマホを見ているときか。場面が分かると、そこに集中して対策できます。
施術でゆるめても、日中に噛みしめる時間が元のままなら、次に来るころには戻っています。ゆるめる役は当院、気づく役はご本人。この分担がそろって初めて、通う間隔を空けていけます。
顎関節症の鍼に健康保険は使える?
鍼灸については自費でのご案内になります。健康保険が使えるのは医師の同意書がある6つの疾患(神経痛・リウマチ・頸腕症候群・五十肩・腰痛症・頸椎捻挫後遺症)に限られ、顎関節症はこの中に含まれていないためです。
- 対象になり得る場合:あごの症状に加えて、首から肩・腕にかけての症状があり、それが頸腕症候群として医師の同意を得られた場合。
- 自費になる場合:あごの症状のみの場合、または同意書がない場合。
「顎関節症でも保険で鍼灸が使えます」という案内は制度上ありません。ただ実際には、あごの症状と首肩のこりが重なっている方が多くいらっしゃいます。ご自身のケースが当てはまるかどうかは、お電話・LINEで事前にお尋ねください。歯科での治療については、そちらの保険が適用されます。
顎関節症に鍼は効く?——限界もそのまま出します
この分野には、鍼を検証したレビューがあります。結果は「効果あり」ですが、同時に「確立されたやり方はまだ無い」とも書かれています。そして装置と併せたほうが分がよかったという報告もあります。これらを踏まえて、当院は歯科との併用をおすすめしています。
この症状に絞ったレビュー。Tardelli JDCらが2024年に Heliyon 誌へ発表したシステマティックレビューでは、顎関節症の筋筋膜性疼痛について10件のランダム化比較試験を組み入れ、偽の鍼と比べて主観的な痛みと押したときの痛みに、即時的な効果が認められたと報告されています。
ただし、限界も明記されています。同じレビューは「確立された施術のやり方(プロトコル)はまだ存在せず、期間は一人ひとりに合わせる必要がある」と結論づけています。つまり「何回、どこに、どのくらいの期間」という標準的な答えは、まだ研究として定まっていないということです。当院が回数を断定的にお伝えしないのは、この現状があるからです。
併用について。同じレビューでは、マウスピースと組み合わせた場合に結果が高まったとも報告されています。だから当院は、歯科で作られた装置をやめさせるようなことはしません。むしろ続けていただいたうえで、筋肉の側から支える役に回ります。
何回くらい通えば変化を感じますか?
長く続いている場合は慢性として扱い、約3ヶ月・週1〜2回を目安にお伝えしています。確かめる指標は「指が縦に何本入るか」です。口の開き具合は測れるので、変化がはっきり分かります。初回に測っておくのは、このためです。
ただし、上のレビューにあるとおり、この症状には標準的な回数の答えがまだありません。だから当院では、目安をお伝えしたうえで、実際の変化を見ながら調整します。そして正直に申し上げると、日中の食いしばりが減らないかぎり、通う回数を増やしても追いつきません。施術と気づく練習をセットにしているのは、そのためです。
あごの症状で来られる方には、共通した経緯があります。歯科でマウスピースを作ったが、開きにくさは残っている——この状態の方がとても多いのです。装置が効いていないわけではなく、夜の負担は減っても日中の負担が残っていることが多いのだと感じています。
もうひとつ多いのが、首肩との関係です。「あごが痛い」と来られた方に首を触ると、たいてい相当固まっています。ご本人のなかであごと首は別物として扱われていて、つながっているとは思っていなかったというケースがほとんどです。首を扱い始めてから、あごの動きが変わってくる方は少なくありません。
※統計データではなく、当院での臨床上の実感としてご紹介しています。
鍼を受けるまでに自分でできることは?
3つあります。①かたい物・大きい物を避ける ②大きなあくびをしない ③日中の食いしばりに気づく。とくに③が本命です。①と②はその場をしのぐ工夫ですが、③だけは根本のほうへ効きます。
- 食べ物を小さく切る:ハンバーガー、おにぎり、フランスパン。大きく口を開ける食べ物は、あごに負担をかけます。一時的でいいので、切って食べてください。
- あくびは手であごを支える:大きなあくびは、口が開かなくなるきっかけになりやすい動作です。出そうになったら、手のひらであごを軽く支えてください。
- 気づいたら歯を離す:シールを目印に貼る方法が確実です。「気をつけよう」と思うだけでは、続きません。
首肩のこりが強い方は肩こりへの鍼のページを、頭痛を伴う方は頭痛への鍼のページもあわせてご覧ください。顎関節症全体の整理は顎関節症の総合ページにまとめています。
よくある質問(FAQ)
マウスピースだけでは
届かなかった場所があります
福岡市城南区・南区・早良区から多数ご来院。顔に鍼を使うのが不安な方にも配慮します。
福岡市城南区樋井川2-1-62 マークス城南1F|西鉄バス「長尾公園前」徒歩1分|駐車場4台
月火木金土日祝 9:00〜12:30 / 15:00〜20:00(水曜定休)
- Tardelli JDC, Bagnato VS, Reis AC dos, et al. "Efficacy of acupuncture on craniomandibular myofascial pain in temporomandibular disorder patients: A systematic review." Heliyon, 2024;10(13):e32075.(10件のRCTを組み入れ/偽鍼と比べ痛みと圧痛に即時的な効果/確立されたプロトコルは未存在・期間は個別化が必要/マウスピースとの併用で結果が高まる)|https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/39091957/
- Cho SH, Whang WW. "Acupuncture for temporomandibular disorders: a systematic review." Journal of Orofacial Pain, 2010;24(2):152-162.|https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/20401353/
- 厚生労働省「はり師、きゅう師及びあん摩・マッサージ・指圧師の施術に係る療養費」(保険給付の対象となる6つの疾病と、医師の同意書の取扱い。顎関節症は対象に含まれない)|https://www.mhlw.go.jp/bunya/iryouhoken/iryouhoken13/01-02.html

施術歴14年以上|鍼灸に関する記述は在籍の鍼灸師(はり師・きゅう師)の監修協力|噛み合わせの調整・マウスピースの作製・関節内の評価は歯科および口腔外科の領域です|院長の経歴・想いはこちら ›
最終更新日:2026年8月27日