足底腱膜炎 鍼灸 福岡市城南区|かかと・土踏まずの痛みに鍼で何ができるか・通院の目安

足底腱膜炎は起床後の一歩目にかかとが鋭く痛む症状です。こうしたかかとの痛みは50歳以上の9.6%が経験すると報告されています(Thomas MJ, et al., 2019, PMID 31325954)。鍼は腱膜を縫い直す手段ではありませんが、足裏とふくらはぎの深部の緊張をゆるめ痛みの軽減を助けると報告され、長丘はりきゅう整骨院(福岡市城南区)の鍼灸師が担当します。
整形外科で診断を受け、湿布やインソールを試したものの一歩目の痛みが変わらないまま、「鍼を試してみようか」とたどり着いた方が多くいらっしゃいます。鍼灸は保存療法のひとつであり、万能ではありません。
はじめに範囲をはっきりさせます。鍼にできるのは、足の裏やふくらはぎの深いところにある過緊張をゆるめ、血流を促して痛みの軽減を助けることです。骨の出っ張り(骨棘)を消したり、腱膜の傷を縫い直したりする手段ではありません。
| 保険の適用 | 整骨の手技は急なケガなら保険適用の余地あり/鍼灸施術は自費 使いすぎで少しずつ痛くなったタイプは、手技も鍼灸も自費です。詳細は料金ページへ。 |
| 通院の目安 | 慢性の症状として3〜6ヶ月・週1〜2回が目安 急に痛めた場合は約1ヶ月・週2〜3回。施術時間は初回60〜90分、2回目以降30〜60分です(状態により変わります)。 |
| 受診の目安 | 外傷後の激痛と腫れ・かかとの熱感や発熱・しびれ → 鍼より先に整形外科へ 骨折・神経・炎症性の病気が疑われる場合は、鍼灸より医療機関が優先です。 |
| 統計データ | 50歳以上の成人の9.6%が足の裏側(踵部)の痛みを経験(英国の住民研究・自己申告による調査・PMID 31325954) 6試験を統合した解析では、トリガーポイントへの鍼が痛みと機能障害の改善に関連したと報告されています(詳細は本文)。 |
- 転倒や着地の直後に激痛と腫れが出て、体重をかけられない(骨折の疑い)
- かかとが熱をもって腫れる・発熱を伴う(感染症や炎症性疾患の確認が必要)
- 足の裏にしびれ・灼熱感が広がる(神経の絞扼の可能性)
- 走行距離を増やしてから、一点を押すと鋭く痛む(疲労骨折の疑い)
- 安静にしていても痛む・夜間にうずいて眠れない
- 両足が同時に痛み、朝のこわばりが1時間以上続く(全身性の病気の確認が必要)
1つでも当てはまる場合は、鍼より先に医療機関へ。
当院は、柔道整復師(国家資格)の院長・河野太朗と、国家資格をもつ鍼灸師(はり師・きゅう師)が在籍。足底腱膜炎への鍼は在籍のはり師・きゅう師が担当し、必要に応じて柔道整復師の手技と組み合わせます。
整形外科での診断名・これまで試した対処(湿布・インソール・安静)を添えていただけると、初回に確かめる順番を先に組めます
- 鍼灸を検討するとき、こんな状態で止まっていませんか?
- なぜ、湿布やインソールを試しても足底腱膜炎の痛みが変わらないのですか?
- 足底腱膜炎に鍼で何ができて、何ができないのですか?
- 当院の鍼灸は、足底腱膜炎にどこから確かめていきますか?
- 足底腱膜炎の鍼灸の相談先として、当院は何を用意していますか?
- 医師・専門家・メディアからの評価
- 足底腱膜炎は整骨院・鍼灸院・病院のどこに行くべきですか?
- 足底腱膜炎の鍼灸は、どのくらいの回数・期間が必要ですか?
- 電気鍼と手技の鍼は、どちらが良いのですか?
- 自宅でできるセルフケアはありますか?
- 足底腱膜炎の鍼灸に健康保険は使えますか?
- よくある質問(FAQ)
- 足の他の症状ページ・セルフケア
鍼灸を検討するとき、こんな状態で止まっていませんか?
- 整形外科で診断名を受け取ったが、次に何をすればいいのか分からない
- 湿布とインソールを試したが、朝の一歩目の痛みは変わらなかった
- 鍼を試してみたいが、痛くないか・効果が本当にあるのか分からず足踏みしている
- 注射や手術はまだ考えたくないが、このまま様子見でいいのか気になる
- 半年以上つき合っていて、良くなったり戻ったりをくり返している
- かばう歩き方が続き、反対の足や膝まで張ってきた
- 鍼灸院は数が多く、国家資格者が施術しているか分からず選べない
- ランニングや立ち仕事をやめたくないが、負担の減らし方が分からない
これまで試した対処と、気になっている点をLINEでお知らせください。鍼が向く段階か、先に医療機関が良い状態かをお伝えします。
LINEで症状を相談する(無料)なぜ、湿布やインソールを試しても足底腱膜炎の痛みが変わらないのですか?
湿布や市販の中敷きは、痛む場所そのものへの対応にとどまるためです。足の裏を引っ張り続けている、ふくらはぎの硬さ・足のアーチの低下・毎日の荷重量という3つの要因が残っていれば、組織の同じ場所に負担が戻ります。
足の裏には、かかとの骨から指の付け根まで扇状に広がる丈夫な膜状の組織(足底腱膜)が張っています。歩くたびに伸び縮みして体重を受け止めますが、かかと側の付け根に力が集中しやすい構造です。
ここに引っ張る力がくり返し加わると、付着部に炎症や微細な傷が生まれます。ふくらはぎとアキレス腱が硬いと足首の反りが制限され、その分だけかかとの付け根が余計に引っ張られます。
土踏まずのアーチが落ちていれば、着地のたびに膜がさらに伸ばされます。立ち仕事や通勤で歩数が多い生活では、回復が追いつく前に次の負担が上乗せされ、朝の痛みとして表れます。

骨の出っ張り(踵骨棘)は、痛みのない方の画像でも見つかることがあり、長年の引っ張りの結果としてできると考えられています。出っ張りの有無にかかわらず、引っ張る力を減らす対応が本筋です。
痛む場所ごとの見分け方はかかとの痛みの総合ページにまとめています。
湿布や中敷きだけで変化が出にくいのは、この「上流」が手つかずのままだからです。ここから、鍼に何ができて何ができないかを整理します。
足底腱膜炎に鍼で何ができて、何ができないのですか?
鍼ができるのは、足の裏の内在筋やふくらはぎの深部にある過緊張・トリガーポイントをゆるめ、血流を促して痛みの軽減を助けることです。6件の試験を統合した解析では、トリガーポイントへの鍼で短期・長期とも痛みの改善が報告されています(Llurda-Almuzara L, et al., 2021, PMID 33760098)。腱膜の傷を修復したり骨棘を消したりする手段ではありません。
| 研究名 | 対象人数 | 結果(限界含む) |
|---|---|---|
| Llurda-Almuzara L, et al. Pain Medicine, 2021(PMID 33760098・系統的レビューとメタ解析) | 6件の試験(トリガーポイントへの鍼 vs 対照) | 短期の痛みMD-1.70(95%CI -2.80〜-0.60)、長期の痛みMD-1.77(95%CI -2.44〜-1.11)、機能障害SMD-1.75。限界:質の高い試験が少なく、根拠の強さは低〜中程度 |
| Dunning J, et al. PLoS One, 2018(PMID 30379937・多施設RCT) | 111名(電気鍼+手技/運動/超音波 vs 手技/運動/超音波のみ) | 3ヶ月時点で改善達成(GROC+5以上)78%(45/58名)vs 21%(11/53名)、p<0.001。限界:鍼単独ではなく他の保存療法と組み合わせた条件での結果 |
| Wang W, et al. Acupuncture in Medicine, 2021(PMID 32811186・RCT) | 92名(電気鍼 vs 手技の鍼) | 4週間後の反応率54.8%(23/42名)vs 50.0%(21/42名)、有意差なし(P=0.662)。限界:電気鍼と手技鍼の優劣を示す結果ではない |
| Ho LF, et al. Acupuncture in Medicine, 2021(PMID 32815386・RCT) | 80名(電気温鍼 vs 無治療の待機群) | 4週間後、痛み・機能スコアともに有意に改善(いずれもP<0.001)。限界:対照群が無治療の待機群で、偽鍼との比較ではない |
数字が示すのは、単独で症状が消える力ではなく、他の保存療法に組み合わせたときに改善が上乗せされる可能性です。電気を流す鍼と手技だけの鍼で、効果に明確な差は確認されていません(PMID 32811186)。
当院は、検査で見立てた要因に応じてどちらを使うかを決めています。数回受けても一歩目の痛みが変わらないときは、鍼だけに頼らず、生活の負担の調整やストレッチ、必要に応じて医療機関への相談を合わせてご提案します。
当院の鍼灸は、足底腱膜炎にどこから確かめていきますか?
問診・触診・歩き方の確認で、ふくらはぎの硬さ・足のアーチ・荷重のかかり方のどれが主役かを見極めてから、鍼と手技を組み合わせます。診断済みの方は、これまで試した対処の経過も手がかりにします。





足底腱膜炎の鍼灸の相談先として、当院は何を用意していますか?





医師・専門家・メディアからの評価



医師の川浪憲一先生(クリニック院長)から「患者さんの根本原因を丁寧に探り、適切なアプローチで改善へ導く本物の技術。医師として自信を持って推薦できます」との推薦をいただいています(推薦の全文はこちら)。


足底腱膜炎の鍼灸を福岡市城南区で
本気で検討するなら長丘はりきゅう整骨院へ
国家資格をもつ鍼灸師が、鍼にできることとできないことを正直にお伝えしてから始めます。相談だけでも歓迎です。
足底腱膜炎は整骨院・鍼灸院・病院のどこに行くべきですか?
危険サイン(外傷後の激痛と腫れ・熱感や発熱・しびれ・安静時にも続く痛み)があれば整形外科が先です。すでに診断を受けていて、投薬と中敷きで変化が出ていない段階なら、鍼灸を専門とする整骨院が選択肢になります。両者は対立するものではなく、役割が違います。
病院にしかできないことと、鍼灸院・整骨院が得意なことは、はっきり分かれています。
- 画像と投薬の判断は医療機関:レントゲンやMRIでの確認、痛み止めの処方、注射や手術の要否は医師の領域です。診断がまだの方、外傷のあとの痛みの方は、まず受診を。
- 深部の緊張への対応は鍼灸:ふくらはぎの硬さ・足の裏の内在筋の過緊張といった、画像に映りにくい要素に鍼と手技で働きかけます。
- 両方かかっても問題ありません:整形外科に通いながら当院で鍼灸を受けている方もいらっしゃいます。処方や指示があれば、それに沿って組み立てます。
当院でも状態を確認したうえで医療機関の受診が優先と判断した場合は、鍼より先に受診をおすすめしています。
足底腱膜炎で鍼灸を希望して来院される方は、すでに診断名を告げられ、中敷きと湿布を試したうえで「鍼を受けてみたい」とお越しになるケースが目立ちます。共通しているのは、ふくらはぎからアキレス腱がかたく、足首を反らせる角度が小さいこと。足元だけでなく、膝から下全体の緊張を一緒に確認することを大切にしています。
※統計データではなく、当院での臨床上の実感としてご紹介しています。
足底腱膜炎の鍼灸は、どのくらいの回数・期間が必要ですか?
当院がご提案する目安は、慢性の症状として週1〜2回・3〜6ヶ月のペースです。急に痛めた場合は約1ヶ月・週2〜3回が目安になります。あくまで目安であり、状態によって変わります。
付着部の組織は血流が乏しく、傷んだところが入れ替わるのに時間がかかります。前述のRCT(PMID 30379937)でも、電気鍼を組み合わせた群の明確な差が確認されたのは3ヶ月時点の評価でした。
そこで当院では、期間の目安を初回に共有したうえで、次のような区切りで進み具合を確認します。
- 最初の数週間:一歩目の痛みの強さと、痛みが引くまでの歩数の変化を見ます。
- 1〜2ヶ月目:立っていられる時間・歩ける距離が伸びているかを見ます。通院間隔を空け始める判断材料です。
- 3〜6ヶ月:負担のかかる活動を戻しても朝が悪化しないかを確認し、セルフケア中心へ移行します。
数回受けても変化の兆しがまったく見えないときは、鍼の頻度や種類を見直すか、医療機関での再評価をご提案します。
電気鍼と手技の鍼は、どちらが良いのですか?
92名を対象にしたRCTでは、電気鍼と手技の鍼のあいだで痛みの改善に有意差はありませんでした(反応率54.8% vs 50.0%・P=0.662、PMID 32811186)。どちらか一方が優れているというより、体質や部位への当たり方で使い分けるのが実際的です。
電気鍼は一定のリズムで筋を刺激し続けられるため、広い範囲の過緊張を効率よくゆるめたいときに向きます。手技の鍼は、押して痛む一点(トリガーポイント)へ的確に届かせたいときに選びます。
当院では、初回の検査でどちらが合いそうかをお伝えし、実際に受けていただいた感触も踏まえて次回以降の内容を調整します。両方を組み合わせることもあります。
自宅でできるセルフケアはありますか?
自宅でできる対応の柱は、①起床直後に足の指を反らして足の裏を伸ばす ②ふくらはぎを毎日ゆるめる ③かかとを支える靴に替える、の3つです。研究でも、足の裏を直接伸ばす方法が有効と報告されています。
DiGiovanni BFらのランダム化比較試験(Journal of Bone and Joint Surgery, 2003, PMID 12851352)では、足の指を手前に反らせて足の裏の組織を直接伸ばす方法が、アキレス腱のストレッチ単独よりも痛みと機能の改善で優れた結果を示したと報告されています。起床直後・長く座った後など、組織が縮んでいるタイミングの前に行うのが要点です。
① 足の指を反らせるストレッチ
起き上がる前に、布団の上で行います。痛むほうの足を反対の膝に乗せ、手で足の指をまとめてつかみ、すねの方向へ反らせます。足の裏が突っ張る感覚が出れば十分です。
10秒キープを10回、朝・昼・夜の1日3セットが目安。痛みが強い時期は無理に伸ばさず、施術者に確認してから進めてください。
② ふくらはぎをゆるめる
壁に手をついて片足を後ろに引き、後ろ足のかかとを床につけたまま30秒キープします。膝を伸ばした状態と、軽く曲げた状態の両方を行うと、深い層まで届きます。
③ 靴と中敷きの使い方
かかとを包む部分がしっかりして、底にクッション性のある靴を選んでください。市販の中敷きは「かかとの衝撃を吸収する」「土踏まずを軽く支える」の2点を満たすものが目安です。
足の形は個人差が大きく、合わないものはかえって別の場所に負担を移します。自宅でできる具体的な手順は足底腱膜炎のストレッチの解説ページにまとめています。
足底腱膜炎の鍼灸に健康保険は使えますか?
鍼灸施術は自費診療です。整骨院の手技は、転倒などのはっきりした急なケガであれば健康保険の対象になる場合があります。使いすぎで少しずつ痛くなってきたタイプの足底腱膜炎は、手技も鍼灸も自費施術です。
- 整骨の手技で保険適用になり得る例:段差の踏み外しや着地で急に痛めた、転んだ拍子に足を痛めたなど、受傷の瞬間がはっきりしているケース
- 手技・鍼灸ともに自費になる例:立ち仕事やランニングを続けるうちに徐々に痛くなってきた、いつからかはっきりしないケース
- 交通事故による受傷:自賠責保険での対応となり、窓口でのご負担はありません。詳しくは交通事故施術のページへ
金額は施術内容によって異なるため、料金ページまたは初回の問診でご確認ください。判断に迷う場合はお電話・LINEで事前にご相談ください。
よくある質問(FAQ)
朝の一歩目を変えたい方は
長丘はりきゅう整骨院へ
福岡市城南区・南区・早良区から多数ご来院。鍼にできることとできないことを、国家資格をもつ鍼灸師が正直にお伝えします。
福岡市城南区樋井川2-1-62 マークス城南1F|西鉄バス「長尾公園前」徒歩1分|駐車場4台
月火木金土日祝 9:00〜12:30 / 15:00〜20:00(水曜定休)
- Thomas MJ, Whittle R, Menz HB, et al. "Plantar heel pain in middle-aged and older adults: population prevalence, associations with health status and lifestyle factors, and frequency of healthcare use." BMC Musculoskeletal Disorders, 2019;20(1):337. PMID: 31325954|https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/31325954/
- Llurda-Almuzara L, Labata-Lezaun N, Meca-Rivera T, et al. "Is Dry Needling Effective for the Management of Plantar Heel Pain or Plantar Fasciitis? An Updated Systematic Review and Meta-Analysis." Pain Medicine, 2021;22(7):1630-1641. PMID: 33760098|https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33760098/
- Dunning J, Butts R, Henry N, et al. "Electrical dry needling as an adjunct to exercise, manual therapy and ultrasound for plantar fasciitis: A multi-center randomized clinical trial." PLoS One, 2018;13(10):e0205405. PMID: 30379937|https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/30379937/
- Wang W, Liu Y, Jiao R, et al. "Comparison of electroacupuncture and manual acupuncture for patients with plantar heel pain syndrome: a randomized controlled trial." Acupuncture in Medicine, 2021;39(4):272-282. PMID: 32811186|https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/32811186/
- Ho LF, Guo Y, Ching JY, et al. "Efficacy of electroacupuncture plus warm needling therapy for plantar heel pain: a randomised waitlist-controlled trial." Acupuncture in Medicine, 2021;39(4):283-291. PMID: 32815386|https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/32815386/
- DiGiovanni BF, Nawoczenski DA, Lintal ME, et al. "Tissue-specific plantar fascia-stretching exercise enhances outcomes in patients with chronic heel pain." Journal of Bone and Joint Surgery (American), 2003;85(7):1270-1277. PMID: 12851352|https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/12851352/

施術歴14年以上|鍼に関する記述は在籍の鍼灸師(はり師・きゅう師)の監修協力|院長の経歴・想いはこちら ›
最終更新日:2026年9月22日