背中・肩甲骨

背中の痛み 整骨院 福岡市城南区|肩甲骨の内側・背中の張りに鍼灸×整骨

背中の痛みは、原因を4つに分けて考えると「今なにをすべきか」が判断しやすくなります。胸椎部(背中)の痛みは決してめずらしい症状ではなく、一般人口の1年間の有病率は15.0〜27.5%と報告されています(Briggs AM ら, BMC Musculoskeletal Disorders, 2009)。まずは下の早見表で、ご自身のタイプを確認してください。

タイプ1
筋筋膜性(筋肉の張り・こり)

最も多いタイプ。僧帽筋・菱形筋・脊柱起立筋の使いすぎや姿勢の負担で、押すと痛い・動かすと痛い・張るのが特徴。デスクワーク後に悪化しやすい。

タイプ2
肩甲骨まわりの機能低下

肩甲骨を支える筋肉のバランスが崩れ、肩甲骨の内側に痛み・こりが集中。巻き肩・猫背とセットで起こりやすく、首こり・肩こりを併発しやすい。

タイプ3
胸椎(背骨の胸の部分)由来

胸椎や肋骨との関節のかたさ・動きの低下によるもの。深呼吸・体をひねる・上を向く動作で背中に痛みが走るのが特徴。長時間の丸まった姿勢が背景に。

タイプ4
⚠️ 内臓由来(要・医科受診)

心臓・血管・膵臓・腎臓などの病気が背中の痛みとして現れることがある。安静にしていても続く痛み・発熱・胸痛や冷や汗を伴う場合は、整骨院より先に内科・循環器内科へ。

タイプ1〜3(筋肉・関節由来)は整骨院の対応領域です。当院では、柔道整復師による姿勢・動きの評価に、鍼灸(在籍の国家資格の鍼灸師が担当)・電気治療・手技を組み合わせて、肩甲骨の内側の痛みや背中の張りの軽減と再発しにくい体づくりを目指します。慢性の筋骨格系の痛みへの鍼治療は、約2万人分の患者データを統合した解析で臨床的に意味のある効果が報告されています(Vickers AJ ら, The Journal of Pain, 2018)。一方、タイプ4の内臓由来が疑われる場合は施術より医科の受診が最優先です。本記事では、この見分け方から順に、柔道整復師の立場で解説します。

当院は、柔道整復師(国家資格)の院長・河野太朗と、国家資格をもつ鍼灸師(はり師・きゅう師)が在籍。整骨の手技と鍼灸を、それぞれの国家資格者が連携して組み立てる複合アプローチで対応します。背中の痛みは「そのうち引くだろう」と放置されやすい症状ですが、姿勢の崩れや筋肉のアンバランスが背景にある場合、こじらせる前の早めの対応が肝心です。

✅ 院長 河野太朗|柔道整復師(国家資格・施術歴14年)
✅ 施術歴14年・年間1万人実績
✅ 健康雑誌『わかさ』掲載
✅ Google★4.9(205件)

① 内臓が原因のことはある?(先に確認したい危険サイン)

順番が前後するようですが、背中の痛みでは「整骨院に行ってよい痛みか」を最初に確認することが何より重要です。背中には心臓・大血管・膵臓・腎臓などの臓器からの「関連痛」が現れることがあり、これらは筋肉や関節の問題とはまったく別の対応が必要だからです。

すぐに医科(内科・循環器内科)を受診してほしいサイン

⚠️ 上記に1つでも当てはまる場合は、整骨院ではなく内科・循環器内科の受診を最優先してください。当院でも、来院時の聞き取りで内臓由来が疑われる方には、施術を行わず医科の受診を先にご案内しています。

逆に、「動かすと痛い」「特定の姿勢で悪化する」「押すと痛い場所がある」「マッサージやお風呂で一時的に楽になる」という痛みは、筋肉・関節由来(冒頭のタイプ1〜3)である可能性が高く、整骨院での対応領域です。以下で詳しく見ていきます。

② 肩甲骨の内側が痛いのはなぜ?

「肩甲骨と背骨の間がズーンと重い」「肩甲骨の内側の一点が押すと痛い」——背中の痛みの相談で最も多いのが、この肩甲骨内側の痛みです。主な理由は次の3つです。

理由① 菱形筋・僧帽筋中部の使いすぎ(筋筋膜性疼痛)

肩甲骨を背骨側に引き寄せる菱形筋(りょうけいきん)・僧帽筋中部は、腕を前に伸ばした姿勢(PC作業・スマホ操作・運転)の間、伸ばされながら肩甲骨を支え続けています。この状態が毎日続くと、筋肉の中に押すと痛む硬いしこり(トリガーポイント)ができ、鈍い痛みや重だるさを感じるようになります。

理由② 巻き肩・猫背による肩甲骨の位置のずれ

肩が前に巻き込み背中が丸まると、肩甲骨は外側へ滑り出した位置で固定されます。すると内側の筋肉は常に引き伸ばされたまま緊張し、血流が低下して痛み・こりが慢性化します。この場合、痛い場所(肩甲骨内側)だけをほぐしても、原因(肩甲骨の位置と胸側の筋肉のかたさ)が残っているため戻りやすいのが特徴です。猫背傾向のある方は肩こりのコラムも参考にしてください。

理由③ 首(頸椎)からの関連痛

首の骨の間から出る神経の影響で、肩甲骨の内側に痛みが「飛んで」感じられることがあります。首を動かすと肩甲骨内側の痛みが変化する場合はこのパターンが疑われ、背中だけでなく首の評価・ケアが必要です。ストレートネック傾向の方は頸椎症・ストレートネックのコラムで詳しく解説しています。

🔑 「痛い場所」と「原因の場所」が違うことが多い

肩甲骨内側の痛みは、原因が胸側の筋肉のかたさや首にあるケースが少なくありません。当院では痛む場所だけでなく、姿勢・肩甲骨の動き・首の状態をあわせて評価し、原因側からアプローチします。

③ デスクワークで背中が張るのはどうして?

福岡市城南区はデスクワーカー・在宅ワーカー・学生の多いエリアで、「夕方になると背中がパンパンに張る」という相談が目立ちます。仕組みは大きく2つです。

仕組み① 筋肉が「支えっぱなし」で血流低下

座って画面を見る姿勢では、約5kgある頭と両腕の重さを、背中の筋肉(僧帽筋・菱形筋・脊柱起立筋)が支え続けます。筋肉は動かさずに緊張し続けると内部の血流が低下し、疲労物質がたまって張り・こわばり・鈍痛が生じます。「動いていないのに疲れる」のはこのためです。

仕組み② 胸椎が丸まったまま動かなくなる

背骨の胸の部分(胸椎)は本来、ひねり・反らしの動きを担いますが、長時間丸まった姿勢が続くと肋骨との関節ごと動きがかたくなります。胸椎が動かない分の負担は首と腰が肩代わりするため、背中の張りに加えて首こり・腰の痛みを併発しやすくなります。慢性的な腰の重さがある方は慢性腰痛のコラムもご覧ください。

今日からできる環境調整

④ ストレッチで背中の痛みは良くなる?(セルフケア)

軽い張りであれば、セルフケアで楽になることは十分あります。ポイントは「肩甲骨を動かすこと」と「胸を開くこと」の2方向です。しびれ・強い痛みがある場合は無理に行わず、先にご相談ください。

肩甲骨よせ運動(菱形筋の血流改善)

両肘を90度に曲げて体側につけ、息を吐きながら左右の肩甲骨を背骨に寄せて5秒キープ。10回×1日3セット。肩をすくめないのがコツです。

胸開きストレッチ(巻き肩対策)

壁やドア枠に片手のひらを肩の高さで当て、体を反対側にゆっくりひねって胸の前を20〜30秒伸ばします。左右各2〜3回。デスクワークの合間に行うと効果的です。

胸椎のばし(タオルポール・椅子の背もたれ)

丸めたバスタオルを肩甲骨の下あたりに横向きに敷いて仰向けになり、両腕を頭上に伸ばして30秒〜1分。椅子の背もたれに肩甲骨を当てて軽く反らす方法でも構いません。反りすぎて腰が痛む場合は中止してください。

💡 セルフケアで変化がない痛みは「評価」が必要なサイン

2〜3週間セルフケアを続けても変化がない、またはストレッチで悪化する場合、深部の筋肉のこわばり・胸椎のかたさ・首からの関連痛など、セルフケアでは届きにくい原因が隠れていることがあります。自己流を続けるより、一度状態の評価を受けることをおすすめします。

⑤ 整骨院では背中の痛みに何をする?

長丘はりきゅう整骨院では、背中の痛みに対して次の流れで施術を組み立てます。

1
カウンセリング・危険サインの確認
いつから・どの動作で痛むか・安静時痛や発熱の有無を丁寧に聞き取り、内臓由来が疑われる場合は施術ではなく医科受診をご案内します(①の住み分けを厳守)。
2
姿勢・肩甲骨・胸椎の動きの評価
巻き肩・猫背の程度、肩甲骨の動き方の左右差、胸椎のひねり・反らしの可動性、首からの関連痛の有無を確認し、痛みの「原因側」を特定します。
3
鍼灸(在籍の国家資格の鍼灸師が担当)
菱形筋・僧帽筋・脊柱起立筋など、手のマッサージでは届きにくい深い層のトリガーポイントに鍼で直接アプローチし、血流の改善と筋緊張の緩和を図ります。
4
電気治療・手技による関節調整
高電圧の電気治療で深部の筋緊張と痛みの緩和を図り、手技で胸椎・肋骨まわりの関節の動きを整えます。背骨(胸椎)へのアプローチが首・肩甲帯の痛みの軽減に役立つことは複数の研究で報告されています(Masaracchio M ら, PLoS One, 2019)。
5
再発予防(肩甲骨エクササイズ・環境指導)
肩甲骨を支える筋肉のエクササイズと、デスク環境・座り方の具体的な調整方法をお伝えし、「戻らない背中」づくりをサポートします。
💡 当院の強み(城南区・南区・早良区対応)

柔道整復師による評価・手技と、在籍の鍼灸師(はり師・きゅう師)による深部へのアプローチを、それぞれの国家資格者が連携して1回の来院で組み合わせられるのが当院の特長です。「揉んでも戻る背中の張り」に、深さの違う2方向からアプローチします。

⑥ 背中の痛みは保険で施術できる?

整骨院(接骨院)で健康保険が使えるのは、原因のはっきりした急性のケガ(捻挫・打撲・挫傷=肉離れなど)に限られます。背中の痛みでは次のように分かれます。

保険適用になり得るケース

保険適用外(自費施術)となるケース

「自分はどちらに当たるのか」は判断が難しいところですので、来院時の聞き取りの上で適用の可否と料金を先にご説明します。あいまいなまま施術に入ることはありませんので、ご安心ください。料金の詳細は料金ページをご覧ください。

⑦ 医療エビデンス

📚 背中の痛み(胸椎部痛)はどれくらい多いか

Briggs AM ら(BMC Musculoskeletal Disorders, 2009)の系統的レビューでは、胸椎部の痛みの1年有病率は一般人口で15.0〜27.5%と報告されています。腰痛・首の痛みに比べ研究数は少ないものの、就労世代・学生にも広くみられる症状です(PMID: 19563667)。

📚 慢性の筋骨格系の痛みへの鍼治療

Vickers AJ ら(The Journal of Pain, 2018)による約2万人の患者データを統合した個別患者データメタ解析では、慢性の筋骨格系疼痛(腰背部痛・頸部痛を含む)に対する鍼治療は、偽鍼およびケアなしと比較して統計学的に有意かつ臨床的に意味のある痛みの軽減を示し、効果は時間が経っても大きく減衰しないことが報告されています(PMID: 29198932)。

📚 胸椎(背骨の胸の部分)への徒手アプローチ

Masaracchio M ら(PLoS One, 2019)の系統的レビュー・メタ解析では、胸椎への徒手的アプローチ(スラストマニピュレーション)が、首・肩甲帯領域の痛みと機能障害の短期的な改善に有効であることが報告されています。背中・胸椎の状態を整えることが首肩の症状軽減にもつながることを示す知見です(PMID: 30759118)。

※これらは施術効果を保証するものではありません。効果には個人差があります。

⑧ よくある質問(FAQ)

背中の痛みは整骨院と病院のどちらに行くべきですか?
安静にしていても続く痛み・発熱・胸の痛みや圧迫感・冷や汗を伴う背中の痛みは、内臓由来(心臓・血管・膵臓・腎臓など)の可能性があるため、内科・循環器内科の受診を最優先してください。動かすと痛む・特定の姿勢で悪化する・押すと痛い場所があるといった筋肉・関節由来の痛みは整骨院での対応が可能です。判断に迷う場合は、当院で状態を確認し必要に応じて医科の受診をご案内します。
肩甲骨の内側が痛いのはなぜですか?
多いのは、菱形筋・僧帽筋中部など肩甲骨を背骨側に引き寄せる筋肉の使いすぎや、長時間の前かがみ姿勢による筋筋膜性の痛みです。首の骨(頸椎)からの神経の影響で肩甲骨内側に痛みが放散するケースもあります。まれに心臓や膵臓など内臓の病気で同じ場所が痛むことがあるため、安静時も続く痛みや胸痛・発熱を伴う場合は先に医科を受診してください。
デスクワークで背中が張るのはどうしてですか?
長時間の前かがみ姿勢では、頭と腕の重さを背中の筋肉(僧帽筋・菱形筋・脊柱起立筋)が支え続けるため、筋肉が緊張したまま血流が低下し、張り・こわばり・鈍い痛みが生じます。背骨の胸の部分(胸椎)が丸まったまま動きが少なくなることも一因です。1時間に1回立ち上がる・モニターの高さを上げるなどの環境調整と、固まった筋肉・関節へのケアの両方が大切です。
ストレッチだけで背中の痛みは良くなりますか?
軽い張りであれば、肩甲骨を動かすストレッチや胸を開く運動で楽になることが多いです。ただし、数週間続く痛み・ストレッチで悪化する痛み・しびれを伴う場合は、筋肉の深い部分のこわばりや胸椎の動きの低下、頸椎からの神経の影響が隠れていることがあり、セルフケアだけでは変化が出にくいケースがあります。その場合は状態の評価を受けることをおすすめします。
背中の痛みと内臓の病気は関係がありますか?
はい、あります。心筋梗塞・狭心症では左肩〜背中への痛み、大動脈解離では突然の激しい背部痛、膵炎では食後のみぞおち〜背中の痛み、腎盂腎炎では発熱を伴う腰背部の痛みが出ることがあります。動きと関係なく痛む・安静時や夜間も続く・発熱や胸痛や冷や汗を伴う場合は、整骨院ではなく内科・循環器内科を最優先で受診してください。
背中の痛みに鍼は効果がありますか?
慢性の筋骨格系の痛み(腰背部痛・頸部痛を含む)に対する鍼治療は、約2万人分の患者データを統合した解析で、偽鍼やケアなしと比較して臨床的に意味のある痛みの軽減が報告されています(Vickers AJ et al. The Journal of Pain, 2018)。当院では国家資格をもつ在籍の鍼灸師が、肩甲骨周囲や背骨際の深い筋肉のこりに直接アプローチします。効果には個人差があります。
背中の痛みは整骨院で保険が使えますか?
整骨院で健康保険が使えるのは、原因のはっきりした急性のケガ(捻挫・打撲・挫傷=肉離れなど)に限られます。「重い物を持ち上げて背中を痛めた」「スポーツ中にひねった」などは対象になり得ます。デスクワークによる慢性的な張り・疲労からくるこりは保険適用外(自費施術)です。来院時の聞き取りで適用の可否と料金を先にご説明します。
福岡市城南区で背中の痛みに対応する整骨院はありますか?
長丘はりきゅう整骨院(福岡市城南区樋井川2-1-62 マークス城南1F・西鉄バス「長尾公園前」徒歩1分)では、柔道整復師の院長と国家資格をもつ鍼灸師が、肩甲骨内側の痛み・背中の張り・デスクワークによる背部のこわばりに対応しています。月火木金土日祝 9:00〜12:30 / 15:00〜20:00(水曜定休)。LINE・電話にてご予約受付中。

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このコラムをお読みの方には、こちらの専門施術ページが特に役立ちます。鍼灸×整骨×城南区の当院ならではの根本改善を目指すアプローチをご案内します。

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福岡市城南区樋井川2-1-62 マークス城南1F|西鉄バス「長尾公園前」徒歩1分|駐車場4台

出典・参考文献
  1. Briggs AM, et al. "Thoracic spine pain in the general population: prevalence, incidence and associated factors in children, adolescents and adults. A systematic review." BMC Musculoskeletal Disorders, 2009; 10: 77. PMID: 19563667
  2. Vickers AJ, et al. "Acupuncture for Chronic Pain: Update of an Individual Patient Data Meta-Analysis." The Journal of Pain, 2018; 19(5): 455–474. PMID: 29198932
  3. Masaracchio M, et al. "Thoracic spine manipulation for the management of mechanical neck pain: A systematic review and meta-analysis." PLoS One, 2019; 14(2): e0211877. PMID: 30759118

監修:院長 河野太朗(柔道整復師)/鍼灸施術:在籍の鍼灸師(はり師・きゅう師)が担当

最終更新日:2026年7月27日

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