ランナー膝 鍼灸 福岡市城南区|走ると膝の外側が痛む・距離を伸ばすと痛む膝に鍼で何ができるか

ランナー膝(腸脛靭帯炎)と診断された40名で鍼(ドライニードリング)と衝撃波を比べた試験では、どちらも10点満点の痛みが8〜9点台から3点台へ下がり、全体の優劣はつきませんでした。4週後の痛みだけは鍼の側が低い結果でした(1.75点と3.6点)。ただし平均年齢は約52歳でランナーに限らず、偽鍼との比較もありません。
走り始めは平気なのに、決まった距離をすぎると膝の外側が痛くなってくる。
大会が近いのに、このまま距離を伸ばしてよいのか分からない。
このページでは、鍼で期待できることと期待できないことを、研究の数字で整理します。先にお伝えすると、研究で中心になっているのは鍼ではなく、お尻の横の筋力づくりです。当院は鍼を、その筋力づくりと練習を続けるための手段として使います。
膝が腫れて熱をもっている、ひねってから膝がガクッと抜ける、骨の一点を押すと飛び上がるほど痛い場合は、鍼の前に整形外科を受診してください。
| 保険の適用 | ランニングで痛めた膝の外側への鍼灸は自費です 料金は料金ページをご覧ください。画像検査と診断は医科の領域で、当院の施術とは区分が異なります。 |
| 通院の目安 | 痛み出して間もない場合は約1ヶ月・週2〜3回、何度も戻ってくる場合は3〜6ヶ月・週1〜2回が目安です(状態により変わります) 練習日や大会の日程と重ならないよう、間隔を一緒に決めます。施術時間は初診60〜90分、2回目以降30〜60分です。 |
| 受診の目安 | 腫れて熱をもつ/膝がガクッと抜ける・引っかかる/骨の一点を押すと強く痛む/歩くだけで痛む/発熱 → 先に整形外科へ ランナー膝は膝の外側の「こすれ」の痛みで、関節の中のけがや骨の疲労骨折とは扱いが違います。 |
| 統計データ | ランナーのけがを調べた研究のまとめでは、ランナー膝(腸脛靭帯炎)はけが全体の7.9%を占め、膝のお皿まわりの痛み・すねの痛み・足底腱膜炎と並ぶ上位の一つでした(Kakouris N ら, J Sport Health Sci. 2021) 過去の調査や横断調査から割合を出した数字で、研究ごとの調べ方の違いが大きいと著者は書いています。 |
- 膝が腫れて熱をもっている、赤くなっている
- ひねったあとから膝がガクッと抜ける・引っかかって伸びない
- 骨の一点を押すと飛び上がるほど痛い、片脚で跳ぶと鋭く痛む
- 走らなくても、歩くだけ・じっとしているだけで痛む、夜に痛みで目が覚める
- 発熱を伴っている
- 脚にしびれや力の入りにくさがある
- 転倒や接触のあとから痛い
これらは関節の中のけが・骨の疲労骨折・感染などで見られることがあり、画像検査が先です。当院に来られた場合も、施術より先に受診をお願いします。
膝と股関節の動き、片脚で立ったときの骨盤の傾きの確認は柔道整復師・国家資格の院長 河野太朗が担当します。鍼とお灸は在籍のはり師・きゅう師(国家資格)が担当します。危険サインに当てはまる場合は、鍼には入らず整形外科へおつなぎします。
何km走ったあたりで痛み出すか、下り坂で強くなるか、次の大会の日付をお知らせいただけると、初回の確認と通う間隔の相談が短い時間で済みます
- ランナー膝で鍼を考えている方の膝は、こんな痛み方をしていませんか?
- なぜ、膝の外側だけに鍼をしても痛みが戻ってくるのですか?
- ランナー膝に鍼で何ができて、研究では何が分かっているのですか?
- 鍼はどこに当てて、どこには使わないのですか?
- ランナー膝の鍼灸は、当院ではどこを確かめてから始めますか?
- 走り続けたい方に、当院が備えているものは何ですか?
- 医師・専門家・メディアからの評価
- 大会が近い場合、鍼はいつ受ければいいのですか?
- ランナー膝は整形外科と鍼灸院、どちらが先ですか?
- ランナー膝の鍼灸は健康保険が使えますか、自費になりますか?
- ランナー膝の鍼灸は、何回くらい通えばいいのですか?
- よくある質問(FAQ)
- 膝・脚に関係する他の症状ページ
ランナー膝で鍼を考えている方の膝は、こんな痛み方をしていませんか?
- 5km、10kmと、毎回だいたい同じ距離で膝の外側が痛み出す
- 痛み出すまでの距離が、少しずつ短くなってきた
- 下り坂や階段を降りるときに、外側の痛みが一段強くなる
- 休めば数日で引くのに、走り出すとまた同じ場所に戻る
- ストレッチやローラーは続けているが、走る距離は伸ばせていない
- 整形外科で「使いすぎ」と言われ、休む以外の方法を知りたい
- 大会にエントリーしていて、練習をどこまで続けてよいか迷っている
- 鍼に興味はあるが、打った直後に走ってよいのか分からない
「鍼が向いている膝なのか分からない」という段階でも構いません。痛み出す距離・下り坂での変化・腫れの有無・次の大会の日付をLINEに書いて送ってください。来院してよい状態か、先に整形外科が必要かをお返しします。
LINEで症状を相談する(無料)なぜ、膝の外側だけに鍼をしても痛みが戻ってくるのですか?
痛む場所は膝の外側でも、負担を作っているのは着地のときの股関節と骨盤の動きであることが多いからです。膝の外側の張りだけをゆるめても、着地の形が同じなら、走り出せば同じ場所に負担が集まります。
腸脛靭帯は、骨盤の横から太ももの外側を通り、すねの骨まで続く長いスジです。膝を曲げ伸ばしするたびに、太ももの骨の外側の出っ張りの上を行き来します。
長距離ランナーで腸脛靭帯炎のある24名を調べた研究では、痛む側の脚は、反対側の脚とも、痛みのないランナーの脚とも比べて、お尻の横の筋力(股関節を外に開く力)が弱かったと報告されています。同じ24名が6週間、お尻の横の筋力づくりを中心にしたリハビリを行うと、24名中22名が痛みなく走りに戻り、6ヶ月後まで再発の報告はありませんでした(Fredericson M ら, Clin J Sport Med. 2000)。比べる組のない報告のため、筋力づくりだけの効果とは言い切れません。
その後の研究をまとめた解析では、いま痛みのある女性ランナーで、お尻の横の筋力の低さと、走るときの股関節の内ひねりの小ささが見られました。一方で男性や、過去に痛めた人では一貫した差は見られず、著者は「根拠はまだ限られ、男女で危険因子が違う可能性がある」としています(Foch E ら, Gait Posture. 2023)。
つまり「お尻が弱いから必ず膝が痛む」とまでは言えません。ただ、確かめる価値のある場所ではあります。当院が膝だけでなく、お尻の横と片脚立ちを確かめるのはこのためです。
| 場所 | ランナー膝との関係 | 当院で行うこと |
|---|---|---|
| 膝の外側(痛む場所) | 腸脛靭帯が骨の出っ張りの上で圧迫される場所 | 押して痛む位置を確かめます。痛む一点へ強い刺激は入れません |
| 太ももの外側 | 腸脛靭帯とつながる筋が張り、膝の外側を引っぱる | 張りの強い場所を探し、鍼とお灸を用います |
| お尻の横 | 着地の瞬間に骨盤を水平に保つ筋。弱いと骨盤が落ち、膝が内側へ入る | 筋の張りに鍼を用い、筋力づくりの運動を組み合わせます |
| 練習の量と坂 | 距離の急な増加や下り坂で、痛みが出やすくなる | 痛みの出ない距離とペースを一緒に決め、少しずつ戻します |
ランナー膝に鍼で何ができて、研究では何が分かっているのですか?
正直に申し上げると、ランナー膝に鍼を使った試験は少なく、小規模なものしかありません。痛みが下がったという報告はありますが、偽鍼と比べた試験は見つかっていません。研究で中心になっているのは、お尻の横の筋力づくりです。
まず、鍼と衝撃波を比べた試験です。イランの大学病院で腸脛靭帯炎と診断された40名を2つに分け、20名に鍼(筋の硬い点に鍼を刺すドライニードリング)を週2回・4週間、20名に衝撃波を行いました。
10点満点の痛みは、鍼の側で8.95点→終了直後3.05点→4週後1.75点、衝撃波の側で8.3点→3.8点→3.6点でした。両方とも下がり、全体では優劣がつきませんでした。4週後の痛みだけは鍼の側が低い結果でした(P=0.023)。
どちらの組にも、大きな合併症は報告されていません。
ただし参加者の平均年齢は約52歳、4人に3人が女性で、ランナーに限った試験ではありません。番号の奇数と偶数で組を分けており、偽鍼との比較もなく、追跡は4週間だけです(Razie M ら, Galen Med J. 2021)。
次に、若い競技者の試験です。太ももの外側(腸脛靭帯)が硬い18〜28歳の競技者38名で、ストレッチだけの組と、ストレッチに鍼を3回加えた組を比べたところ、鍼を加えた組のほうが痛みと脚の使いやすさの改善が大きかったと報告されています。
ただし対象は「硬さ」のある競技者で、ランナー膝と診断された人ではありません。比べた相手もストレッチだけで、偽鍼ではありません(Singh A ら, J Bodyw Mov Ther. 2024)。
ランナー膝の保存療法全体のまとめはこうです。ランナーのランナー膝を扱った13研究(201名)をまとめた系統的レビューでは、最も多く使われていたのはお尻の横の筋力づくりでした。2〜8週で痛みは27〜100%、機能は10〜57%改善していましたが、研究ごとの差が大きく、数字をまとめる解析はできませんでした(Sanchez-Alvarado A ら, Front Sports Act Living. 2024)。
鍼そのものの数字では、慢性の痛み(首や腰の痛み・変形性関節症・頭痛・肩の痛み)の39試験20,827名の個人データをまとめた解析で、鍼は偽鍼より良く、効果の差は小さめ(標準偏差の約0.2)でした(Vickers AJ ら, J Pain. 2018)。ランナー膝は対象に入っていません。
当院の立場です。ランナー膝への鍼は、小さな試験で痛みが下がったという報告にとどまります。ですから当院は、鍼を単独の方法としてではなく、お尻の横の筋力づくりと練習量の調整を続けるための手段として使います。
| 研究名 | 対象人数 | 結果(限界含む) | 出典 |
|---|---|---|---|
| Razie M ら 2021(Galen Med J・無作為化比較試験) | 腸脛靭帯炎 40名(鍼20・衝撃波20) | 痛みは鍼8.95→1.75点、衝撃波8.3→3.6点(4週後)。全体の優劣なし、4週後の痛みのみ鍼が低い。限界:平均約52歳でランナーに限らない・偽鍼との比較なし・追跡4週。 | [1] |
| Singh A ら 2024(J Bodyw Mov Ther・臨床試験) | 腸脛靭帯の硬い18〜28歳の競技者 38名 | ストレッチに鍼3回を加えた組が、ストレッチのみより痛みと機能の改善が大きい。限界:ランナー膝の診断ではない・偽鍼との比較なし・小規模。 | [2] |
| Sanchez-Alvarado A ら 2024(Front Sports Act Living・系統的レビュー) | ランナー膝のランナー 13研究201名 | お尻の横の筋力づくりが共通の方法。2〜8週で痛み27〜100%・機能10〜57%改善。限界:研究間の差が大きく統合解析なし・症例報告を含む。 | [3] |
| Fredericson M ら 2000(Clin J Sport Med・症例集積) | 腸脛靭帯炎の長距離ランナー 24名と健常ランナー30名 | 痛む側のお尻の横の筋力が、反対側・健常者より弱い。6週間の筋力づくりで24名中22名が走りに復帰。限界:リハビリに比較群がない・痛みが出たあとの測定で、原因か結果かは分からない。 | [4] |
| Foch E ら 2023(Gait Posture・系統的レビュー/メタ解析) | 17研究(統合解析は横断研究10件) | いま痛みのある女性ランナーで、お尻の横の筋力が低く股関節の内ひねりが小さい。限界:男性や過去の痛みでは一貫せず・根拠は限られる。 | [5] |
| Vickers AJ ら 2018(J Pain・個人データのメタ解析) | 慢性の痛み 39試験20,827名 | 鍼は偽鍼・鍼なしより良く、偽鍼との差は標準偏差の約0.2。1年後も効果の約85%が残る。限界:ランナー膝は対象外・偽鍼との差は小さい。 | [6] |
鍼はどこに当てて、どこには使わないのですか?
当院が鍼を用いるのは、太ももの外側の筋と、お尻の横の筋です。痛む膝の外側の一点には強い刺激を入れず、腫れや熱のある膝、傷のある皮膚には打ちません。
ランナー膝で痛むのは膝の外側ですが、そこは骨の出っ張りの上をスジが通る場所で、筋肉の厚みがほとんどありません。当院では、スジを引っぱっている太ももの外側と、着地で骨盤を支えるお尻の横の筋を中心にします。
鍼は1本ごとに滅菌済みの使い捨てです。太ももに鍼を受けたあと、深い部分に感染が起きた16歳の症例も報告されており(Kim DC ら, JBJS Case Connect. 2018)、まれでも清潔な手順を守ることが前提です。
初回は本数を控え、鍼の感じ方と、翌日の走りへの影響を確かめてから増やしていきます。
| 場所 | 当院の扱い | 理由 |
|---|---|---|
| 太ももの外側の筋 | 鍼とお灸を用いる範囲 | 腸脛靭帯とつながり、張ると膝の外側を引っぱります |
| お尻の横の筋 | 鍼とお灸を用いる範囲 | 着地で骨盤を支える筋で、筋力づくりの前にゆるめます |
| 膝の外側の痛む一点 | 強い刺激は入れない | 筋肉の厚みがなく、押されている場所そのものだからです |
| 腫れ・熱のある膝、傷のある皮膚 | 施術の対象外 | 関節の中のけがや感染を先に確かめる必要があります |
| 危険サインがある場合 | 施術しない | 整形外科での画像検査が先です |
膝の外側の痛みで来られるランナーの方に片脚立ちや片脚スクワットをしてもらうと、痛む側で骨盤が下がる、膝が内側へ入るといった動きが見られることがあります。痛む場所を触るより先に、この動きを確かめるようにしています。
※当院での施術を通じた実感であり、統計として集計したものではありません。
ランナー膝の鍼灸は、当院ではどこを確かめてから始めますか?
最初に確かめるのは危険サインの有無です。そのうえで、痛み出す距離と坂道での変化、片脚立ちでの骨盤の傾き、太ももの外側とお尻の横の張りを確かめ、鍼を使う場所を決めます。
保険の可否や相談だけのご来院についても遠慮なくお尋ねください。ランナー膝の鍼灸は自費で、金額は料金ページでご確認いただけます。
走り続けたい方に、当院が備えているものは何ですか?
練習のあとにも寄れる受付時間と、走る量の戻し方まで一緒に決める進め方です。日曜・祝日も20時まで受付しているため、週末の練習のあとにもご相談いただけます。
- 国家資格者のみが担当します:膝と股関節の確認は柔道整復師、鍼とお灸ははり師・きゅう師が担当します。
- 膝だけでなくお尻の横まで確かめます:片脚立ちで骨盤と膝の動きを見てから、鍼を使う場所を決めます。
- 「休んでください」だけで終わらせません:痛みの出ない距離とペースを一緒に決め、戻し方を計画します。
- 日曜・祝日も20時まで受付:水曜は定休です。
- 西鉄バス「長尾公園前」徒歩1分・駐車場4台:練習帰りに車で寄ることもできます。
- LINEで事前に相談できます:痛み出す距離と大会の日付を送っていただければ、来院前にお返しします。
医師・専門家・メディアからの評価
当院の施術は、医師・アスリート・同業の先生からも評価をいただいています。
詳しい推薦の内容とメディア掲載の実績は掲載実績ページに、院長の経歴は院長紹介ページにまとめています。
大会が近い場合、鍼はいつ受ければいいのですか?
初めて鍼を受けるなら、大会の直前は避け、余裕のある時期に始めることをおすすめしています。鍼のあとに体がだるく感じる、刺した場所が重く感じるといった反応が出る方がいるためです。
鍼の感じ方には個人差があり、初めての方では翌日まで重さが残ることもあります。初回に本数を控えるのは、この反応を確かめるためです。
大会まで日がない場合は、鍼を増やすより、痛みの出ない距離とペースに練習を落とし、下り坂を減らすことを優先します。上で紹介した13研究のまとめでも、中心はお尻の横の筋力づくりと練習の調整でした。
大会の日付が決まっている方は、初回にお知らせください。そこから逆算して、施術と練習の間隔を決めます。
ランナー膝は整形外科と鍼灸院、どちらが先ですか?
危険サインがある場合は整形外科が先です。危険サインがなく、走ったときだけ膝の外側が痛む場合は、当院の鍼灸もご相談いただけます。
整形外科では、レントゲンやMRIで、半月板や靭帯のけが、骨の疲労骨折などを確かめることができます。これは鍼灸院ではできません。
ランナー膝の研究をまとめた系統的レビューでは、保存療法を調べた6研究のすべてで痛みの軽減が報告され、手術は保存療法で改善しない選手の選択肢として位置づけられていました(Bolia IK ら, Arthrosc Sports Med Rehabil. 2020)。当院が扱うのは、この保存療法の範囲です。
ランナー膝の鍼灸は健康保険が使えますか、自費になりますか?
当院では、ランナー膝への鍼灸は自費でお受けしています。料金の一覧は料金ページにあります。
画像検査と診断は医科で行われるもので、当院の施術とは区分が異なります。どこまでが当院の範囲で、どこからが医療機関の範囲かは、初回に線を引いたうえでご説明します。
初回にかかる時間と費用の見通しは、施術に入る前にお伝えします。相談だけで帰られても構いません。
ランナー膝の鍼灸は、何回くらい通えばいいのですか?
痛み出して間もない場合は約1ヶ月・週2〜3回、何度も戻ってくる場合は3〜6ヶ月・週1〜2回が当院での目安です(状態により変わります)。
回数に幅があるのは、痛みが落ち着くまでの期間と、お尻の横の筋力と走る量を戻す期間が別だからです。研究のまとめでも、改善をみた期間は2〜8週と幅がありました。
施術時間は初診が60〜90分、2回目以降が30〜60分です。初診が長いのは、危険サインの確認と、片脚立ちや走り方の確認に時間を使うためです。
よくある質問(FAQ)
走ると戻ってくる膝の外側を、
お尻の横から確かめる
樋井川・長尾・別府といった城南区内のほか、南区・早良区からもお越しいただいています。まず伺うのは痛み出す距離と大会の予定なので、鍼が初めての方も身構えずにどうぞ。
福岡市城南区樋井川2-1-62 マークス城南1F|西鉄バス「長尾公園前」徒歩1分|駐車場4台
月火木金土日祝 9:00〜12:30 / 15:00〜20:00(水曜定休)
- Razie M, Leila K, Saied K. "Shockwave Therapy Versus Dry Needling for the Management of Iliotibial Band Syndrome: A Randomized Clinical Trial." Galen Medical Journal, 2021;10:1-8.(イスファハン医科大学の外来で腸脛靭帯炎と診断された40名をドライニードリング20名・体外衝撃波20名に割り付け。ドライニードリングは週2回・4週間。10点満点の痛みはDN 8.95→3.05(終了直後)→1.75(4週後)、SWT 8.3→3.8→3.6。両群とも痛みと下肢機能(LEFS)が改善し腸脛靭帯の長さは変化せず、群間差は全体として認めなかったが4週後の痛みのみDNが低かった(P=0.023)。有意な合併症なし。平均年齢約52歳・女性75%でランナーに限定しない。割り付けは番号の奇数・偶数、評価者のみ盲検、偽鍼群なし、追跡4週)|PMID: 35855103|https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/35855103/
- Singh A, Bhagat U, Sharma M. "Effectiveness of dry needling on pain & disability in athletes with iliotibial band tightness- a clinical trial." Journal of Bodywork and Movement Therapies, 2024;40:449-454.(腸脛靭帯の硬さがある18〜28歳の競技者38名をドライニードリング+ストレッチ群19名とストレッチ群19名に分け、痛み(VAS)と下肢機能(LEFS)を比較。3回のドライニードリングを加えた群で痛み(p=0.000)と障害(p=0.001)の改善が大きかった。対象は腸脛靭帯の硬さで、腸脛靭帯炎の診断ではない。偽鍼群なし)|PMID: 39593624|https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/39593624/
- Sanchez-Alvarado A, Bokil C, Cassel M, Engel T. "Effects of conservative treatment strategies for iliotibial band syndrome on pain and function in runners: a systematic review." Frontiers in Sports and Active Living, 2024;6:1386456.(成人ランナーの腸脛靭帯炎に対する保存療法の系統的レビュー。616件から13研究(201名)を採用:無作為化比較試験5件・症例対照1件・前後比較1件・症例報告6件。股関節外転筋の筋力強化が共通の方法。2〜8週で痛みの軽減27〜100%・機能改善10〜57%。研究間の異質性が大きくメタ解析は行えず。腸脛靭帯炎はランニング障害の約10%と記載)|PMID: 39247485|https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/39247485/
- Fredericson M, Cookingham CL, Chaudhari AM, Dowdell BC, Oestreicher N, Sahrmann SA. "Hip abductor weakness in distance runners with iliotibial band syndrome." Clinical Journal of Sport Medicine, 2000;10(3):169-175.(スタンフォード大学のランナー外来で腸脛靭帯炎と判断された長距離ランナー24名(女性14・男性10)と健常ランナー30名の症例集積。股関節外転トルクは女性で患側7.82・健側9.82・対照10.19%BWh、男性で6.86・8.62・9.73%BWhと患側が有意に弱かった(p<0.05)。中殿筋強化を中心とした6週間のリハビリで外転トルクは女性34.9%・男性51.4%増加し、24名中22名が痛みなく走りに復帰、6ヶ月後の再発報告なし。リハビリに対照群がなく、筋力低下が原因か結果かは判別できない)|PMID: 10959926|https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/10959926/
- Foch E, Brindle RA, Pohl MB. "Lower extremity kinematics during running and hip abductor strength in iliotibial band syndrome: A systematic review and meta-analysis." Gait & Posture, 2023;101:73-81.(腸脛靭帯炎のランナーと健常ランナーの走行時の三次元運動と股関節筋力を比較した系統的レビュー。17論文を採用し、横断研究10件でメタ解析。現在症状のある女性ランナーで、股関節内旋の最大角度が小さく、等尺性の股関節外転筋力が低かった。腸脛靭帯炎は女性ランナーで男性の2倍起こりやすいと記載。生体力学的根拠は限られ、危険因子は男女や受傷時期で異なる可能性)|PMID: 36758425|https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/36758425/
- Vickers AJ, Vertosick EA, Lewith G, et al. "Acupuncture for Chronic Pain: Update of an Individual Patient Data Meta-Analysis." The Journal of Pain, 2018;19(5):455-474.(非特異的筋骨格痛・変形性関節症・慢性頭痛・肩の痛みの無作為化比較試験39件・20,827名の個人データメタ解析。鍼は偽鍼・鍼なしのいずれよりも優れ(すべてP<.001)、差は鍼なし比で約0.5標準偏差、偽鍼比で約0.2標準偏差。1年後の効果の減少は約15%。腸脛靭帯炎は対象に含まれない)|PMID: 29198932|https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/29198932/
- Kakouris N, Yener N, Fong DTP. "A systematic review of running-related musculoskeletal injuries in runners." Journal of Sport and Health Science, 2021;10(5):513-522.(ランニング関連の筋骨格系障害の系統的レビュー。障害の発生割合40.2%±18.8%、有病割合44.6%±18.4%。有病割合の上位は膝蓋大腿部痛16.7%・脛骨内側ストレス症候群9.1%・足底腱膜炎7.9%・腸脛靭帯炎7.9%・アキレス腱障害6.6%。方法論上の問題により疫学データの解釈には限界があると記載)|PMID: 33862272|https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33862272/
- Bolia IK, Gammons P, Scholten DJ, Weber AE, Waterman BR. "Operative Versus Nonoperative Management of Distal Iliotibial Band Syndrome-Where Do We Stand? A Systematic Review." Arthroscopy, Sports Medicine, and Rehabilitation, 2020;2(4):e399-e415.(腸脛靭帯炎の手術と保存療法の系統的レビュー。15研究(手術9・保存6)、保存療法179名・手術200名、65%がランナー。保存療法の6研究すべてで痛みの有意な軽減。保存療法で改善しない選手には複数の手術法があり、競技復帰率は81〜100%。研究の質にばらつきがありメタ解析は行えず)|PMID: 32875305|https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/32875305/
- Kim DC, Glenzer S, Johnson A, Nimityongskul P. "Deep Infection Following Dry Needling in a Young Athlete: An Underreported Complication of an Increasingly Prevalent Modality: A Case Report." JBJS Case Connector, 2018;8(3):e73.(膝のけが後の痛みに対し右大腿の後外側へドライニードリングを受けた16歳男性が、施術部位の深部に膿瘍を生じ、外科的排膿と抗菌薬の点滴を要した症例報告。まれだが重大な合併症として、安全と清潔操作の標準化が必要と結論)|PMID: 30256243|https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/30256243/
※これらは施術効果を保証するものではありません。効果には個人差があります。腫れ・熱・膝くずれを伴う膝の痛みは、医療機関での検査が優先されるべきものです。

施術歴14年以上|鍼に関する記述は在籍のはり師・きゅう師(国家資格)の監修協力|画像検査と診断は医科の領域です|院長の経歴・想いはこちら ›
最終更新日:2026年9月29日